七章 子狐のぼうし ページ40
in山
子狐「まだある 人間の帽子…
フフッ 白くて綺麗…雪みたい…
誰も拾ってくれないの？だったらウチに来る？」
ピンクのリボンがついた可愛い帽子を手に取り、頭にかぶった
子狐「ハハッ 綺麗！母様に見せよう！」
側にあったのは子狐の母親のお墓と思われる石積み
子狐「母様…
えーい！男子たるものがメソメソと！これからは１人で生きていくのだ！」
・
夏目「行ってきます 塔子さん」
貴方「行ってきます」
塔子「気をつけて 楽しんできてね」
貴方・夏目「「はい」」
荷物を持ち、立ち上がった
滋「貴志 A」
貴方・夏目「「はい」」
２人は滋に声をかけられ、振り返った
滋「勉強合宿で雁羽温泉へ行くそうだね」
貴方・夏目「「えぇ はい」」
貴方「すいません 合宿の費用を出していただいてありがとうございます」
夏目「ありがとうございます」
２人は滋に頭を下げた
滋「そんな事は気にしなくてもいい ちょっと頼み事があるんだ」
貴方・夏目「「？？」」
滋「温泉近くの山にある窯元で茶碗を受け取ってきてくれないか？
もうすぐ出来上がると連絡があったんだね 頼めるかな？」
貴方・夏目「「もちろんです 滋さん」」
２人は嬉しそうに返事をして地図を受け取り、家を出た
・
in道
夏目「(ﾍﾍﾍｯ」
貴方「(微笑」
２人が嬉しそうに歩いていた
ニャンコ先生「不気味な笑いだな 夏目」
貴方・夏目「「？？」」
何処からかニャンコ先生の声がしたが、何処にも姿が見えない
夏目「あ！」
貴方「何でそんなところに…」
ニャンコ先生は夏目の鞄から顔を出していた
夏目「先生！いつの間に…！」
ニャンコ先生「用心棒がついて行くのは当然だろう？」
貴方「それはそうだけど…」
家まで帰すわけにも行かず、そのまま連れて行く事にした
・
in汽車
ニャンコ先生「で、何がそんなに嬉しいのだ？」
夏目「嬉しいものなんだな 誰かから何かを頼まれるって」
貴方「ホントに…(微笑」
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宝石姫(プロフ) - 黒白さん» 前から書き溜めていた物なんですよ。嬉しいコメントありがとうございます！更新ペースは遅いと思いますが、よろしくお願いします！ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
黒白(プロフ) - 面白いです！書くのが早くて憧れます…頑張ってください！！ (2021年7月31日 14時) (レス) id: 31e30c7c18 (このIDを非表示/違反報告)
宝石姫(プロフ) - ぽんさん» 教えてくださりありがとうございました！ (2021年7月31日 1時) (レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2021年7月30日 17時
