Part26 マドンナはマフィア！？

唯一 ページ5

了平「入江！その間お前は何をしておったのだ！？

白蘭の悪事を知りながら放っておいたのか！？」








綱吉「お、お兄さん…」








正一「僕は…」





綱吉・了平「？」








正一「僕は記憶を失っていたんだ…」








綱吉「え！？」





貴方「！？」








正一「8度目のタイムトラベルで未来に行った時、10年後の世界で未来の僕が仕掛けた装置によってタイムトラベルと白蘭さんについての記憶を抹消されたんだ
5年間ね」








貴方「5年間も…」








綱吉「未来の正一くんは何でそんな事を…」








正一「もちろん白蘭さんを倒す為さ！」





綱吉・貴方「！」








正一「未来の僕は過去の僕を使って白蘭さんの仲間を装いつつ、逆襲する計画を考えたんだ

その為に僕が白蘭さんに余計な敵意などを持って怪しまれないように記憶を消してから白蘭さんに近づけようとしたんだ


過去に戻った僕には未来の自分の残した手紙が置いてあってね

やるべき事の指示が書いてあるんだ

バラされたく無い事も書いてあるので従うしか無い…


君達に10年バズーカを使ったのもその手紙の指示に従ってだ」








獄寺「何も知らず俺達に…」








正一「あぁ そして僕は手紙の勧め通り海外の大学に進み、白蘭さんと友達になった

皮肉な事に人生で一番楽しい時だったよ


チョイスもこの頃作ったんだ



だが5年が経ち、僕は全てを思い出す

あの恐ろしいタイムトラベルと荒れ果てたいくつもの未来を…


さらにその元凶が白蘭さんで自分の使命が彼を阻止する事だと分かり、パニックに陥ったよ…


しばらくしてスパイとしてやっていく覚悟は出来たが…



自分の記憶とこの世界で起きている出来事を整理して

今いる自分の世界の状況を把握して再び愕然としたんだ



何故なら考えられる全てのパラレルワールドの中で今いるこの世界だけが唯一白蘭さんに滅ぼされていない世界だったからだ」








綱吉「唯一白蘭に滅ぼされていない世界…」








貴方・リボーン「……」

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