理事長の理念に反抗する生徒

無理 ページ16

そこに…


貴方「あっ 烏間さん」



扉の側には部下を連れた烏間がいた



烏間「どうだ？奴を殺す糸口は掴めそうか？」



渚「糸口…」



顔を上げて答える者はいなかった



狭間「ていうか、あたし達Ｅ組だし」



磯貝「無理ですよ 烏間さん」



三村「速すぎるってアイツ…」



岡島「マッハ２０で飛んでく奴なんて殺せねぇっすよ」



烏間「その通り どんな軍隊にも不可能だ」



岡島「でしょ？」



烏間「だが君達だけはチャンスがある」



岡島「え？」



烏間「奴は何故か君達の教師だけは欠かさないのだ」



「「「………」」」



烏間「放っておけば来年３月奴は必ず地球を爆破する
削り取られたあの月を見れば分かる通り その時人類は１人たりとも助からない
奴は生かしておくには危険過ぎる
この教室が奴を殺せる現在唯一の場所なのだ」



渚(落ちこぼれクラスの僕らＥ組に与えられたのは地球を救うヒーローになるチャンス
けど分からない 何で先生が地球を爆破しようとしているのか
どうしてそんな時に僕らのクラスに担任としてやって来たのか)

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