あの日の話2 ページ33
私は自分の部屋でベッドにバフッとダイブした。
ヤオモモと轟くんはどうなったのかな…私が首を
突っ込んではいけない。別にヤオモモに別れて
欲しいと思うわけじゃない。彼女だって何か
抱えていたのだろう。それに轟くんのことは本気
だったんだろう。私があまりに詮索するのは
不躾というものだ。この気持ちどうしようか？
伝える？仮にも彼女がいるのに？伝えるのは自由。
だけど、抜け駆けみたい…。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ピコンッ
表示した名前は、__＿＿＿＿八百万百
見ると………
明日の放課後教室にいて下さい。
お願いします。
という短い文章。前回の事もあったので断るのも
選択肢にあったが、お願いします。という文字に
何かを前と違う何かを感じて、
私はそれを了承したのだった。
------次の日の放課後------
「Aさん。わざわざ残って頂いてすみません。
あなたにどうしても謝りたいのです。今の今まで
私はあなたに嫌な事ばかりしてきました。本当に
ごめんなさい。正直に言わせていただけば、私は
あなたが羨ましかった。いつも友達に囲まれて、
私が欲しくても手に入らないものをあなたは全て
持っているのですから。私はあなたほど早く轟さん
と出会った訳ではないですが、あの人が本気で
好きでした。だけど私は気づいていました。
いつでも轟さんはあなたばかりだった。
2人でいてもあなたの話ばかり、
学校でもあなたを見てばかりでした。
どうです？私、醜いでしょう？
その様子だと
あなたは気づいていないのだろうけど。」
ヤオモモはハキハキとここまで言い切った。
そして俯く。
やっぱり気づけてなかった。私は自分の事ばかり。
ヤオモモがどう考えていたかも知らずに。
もし私が好きな人といる時毎日のようにほかの人の
話を聞かされていたら……耐えられない。
『ヤオモモ。ごめんなさい。
私だって自分の事ばかりだった。あなたと同じ立場
だったら死ぬほど辛いのに。ごめんなさい。』
ヤオモモの足下に一粒の雫が落ちた。輪郭を伝い、
次々と落ちる雫。つられて私も泣いてしまった。
誰もいない教室で響くのは涙の落ちる音。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
マカロン
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキーヒロアカキャラ
ミッドナイト
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星猫プリン - 蜜柑さん» ありがとうございます！嬉しいです(^^)頑張ります！ (2019年4月13日 22時) (
レス) id: 81bf6d5569 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - ラスト感動しました！もう皆の優しさがグッと来ました！これからも頑張って下さいね！！ (2019年4月11日 16時) (レス) id: 8f1f373125 (このIDを非表示/違反報告)
焦凍の花嫁の葵 - やっと二人が結ばれたよ 最初はヤオモモ悪女って感じで嫌だったけど最後はなんかいい女（？）でよかったです (2019年3月31日 15時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
篝雫ーカガリシズク(プロフ) - 拝見させていただきました！地の文多めでいいですね、設定もあって夢主になりきれました！ありがとうございました! (2019年3月29日 16時) (レス) id: 5ea8d5ec76 (このIDを非表示/違反報告)
星猫プリン - 感想を下さった方ありがとうございました！ たまに私もここをのぞきに来ます！感想まだまだ待っております！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 81bf6d5569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星猫プリン | 作成日時：2019年2月2日 23時
