【実iｼ兄i者】どうにかしてください。【fj】

幼馴染み　2。 ページ2

『東京の空気も美味しいなぁ！』


大学を卒業して、東京での就職が決定した私は、ようやく念願の東京への上京を果たす事が出来た。

さっき人生で初めて乗った新幹線も、飛行機もとっても楽しかったし、この溢れかえるような都会特有の人の多さにもドキドキしてしまう。


『( 冬用にあったかい服いっぱい持ってきたけど大丈夫かな…？ )』


キャリーケースを見ていると色んな心配事が浮かんできたのでそれをやめ、取り合えず今後やる事を確認。

取り合えずこのまま空港を出て、お世話になるマンションに行って荷物を置く。そしてお隣さんに挨拶を終えてから少し近所を散歩して…


『うん、楽しい事もやりたい事もいっぱい！』


会社に行くのだろう、忙しそうな大人たちも。
家族旅行で嬉しそうな表情の親子も、ここには多い。


道に迷ったらすぐに教えてくれるのだろうか。
地元は教えてれる人いたけどさ。


取り合えずキャリーケースを持って、そろそろ空港を出ようとしたその時。




『＿＿＿＿＿＿＿＿わっ、』



一瞬、体が宙に浮く感覚がした。
すぐに足は床についたけれど、背中から感じる人の体温は変わらない。



……ん？人の体温？？


バッと慌てて腰辺りをみると明らかに回っている誰かの手。
しかも、これは思いっきり男の人の手で。


気持ち悪いを通り越して衝撃で言葉も出ない私を不思議に思ったのか、


「…？Aどうしたの？」


と、抱きついてきている主はそう尋ねる。
若そうな声だったので、其処らの知らない人じゃ無いと願いながら振り返ると。


すると、嬉しそうにかっこいい笑顔で笑う……



『……………誰』

「え"っ、」



……誰かさんが居た。
結構ショックを受けた顔をしたその人は、


「俺だよ…？フジだよ、覚えてない？藤城雄大」


と、自分の自己紹介をしてくれる。
はて、待てよ。その名前は確かに聞いた事がある。


あれ？、でも。



『……ほ、ほんとにフジくん…！？』

「うん、俺。やっぱり覚えててくれた！」


今度は顔を輝かせてまた私に抱きついてくる。
あぁ、もうこれぎゅううう、って効果音つくんじゃないか？


今は彼に対して恋愛感情は無いと分かっていてもあまりこういうのに慣れない私の顔はすぐに赤くなる。


『フ、フジくん……離れようか。』

「え？やーだ。」


……お願いですから、離れて下さい。

幼馴染み　3。→←幼馴染み　1。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す