君は67。 ページ23
キヨ「あ!もしもしフジ!!?」
フジ「うん、もしもし。どうしたの?」
キヨ「なぁ、お前今日Aと遊ぶだろ!?菓子とかジュースとか持ってくから俺も遊んでいい!!?」
フジ「はぁ!?…いや、だから今日は二人で___!!」
キヨ「良いから行くから!!じゃ!!」
ブツッ、と通話の切れる音。
ありがたい事にキヨの声は大きいから会話が全部丸聞こえ。
『嘘でしょ……』
フジ「ど、どどどどうしよう……!!?」
『スボン……もないし、どうしようもないな……』
だったら俺の借りれば!なんてフジが言ったけど、センスのわからないジーンズでもぶかぶか過ぎて逆に怪しまれるし、
しかも私胸どうすんのさ。
学校行くときはまぁ隠すようにしてるけど、今日してないからね!?
とにかくフジと高速で設定を作る。それが、「もうAは帰って、変わりに親戚の子が来ている設定」。
無理矢理感はあるが、まぁ誤魔化せるかな。
***
〜 キヨside 〜
行かせてくれないのなら押し掛けよう。
そう思い付いたのが朝起きたときだった。押せまくればフジは折れる。
そんで俺はAとフジの二人きりを阻止し、尚且つAと遊べるのだ。
その気分で、そしてそうなる事を疑いもしないでフジの家にやって来た……が。
フジ「あ、そうそう。キヨ部屋に入る前にね?
悪いんだけどAなら帰ったよ。キヨから電話がかるちょっと前に。
俺それを言おうと思ったらお前電話が切るしさ〜」
え。
A、居ねぇの?
フジ「おーい、キヨ来たよ」
そう言って、扉を開ける。
おいおいおい、Aじゃねぇんなら誰がいんだよ。
『あ、えっ…と…』
フジ「親戚のかなちゃん。同い年」
こんにちは、なんて笑うかなってヤツ。
心なしかその笑顔がAそっくりだと思うのは気のせいだ。それ以外にはなにもない。
Aがいない事でもうどうでも良いと思いドカッと座りこむ。
コントローラーをフジが俺とソイツに渡し、ソイツはありがとう、と笑顔で言う。
……声さえもどこか似てるとか。
世の中同じ顔の人が3人いると言うし、そんな偶然もあるもんだな。
そう思いながら俺はポーズ中のテレビに視線を変えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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*:まりな:*(プロフ) - ラブライブとかも好きなんですか?!趣味が合いすぎて怖いです…w1ファンとして応援してます! (2020年8月6日 0時) (レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 続きが気になります、、、!更新頑張ってください!! (2019年8月13日 18時) (レス) id: 491ab1b2f5 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - すごくいいところで終わりましたね...もう続きないんですか?もし宜しければ続きが見たいです! (2019年7月13日 16時) (レス) id: 691d41a0d1 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 続きが気になって夜もうずうずしてます!!更新頑張ってください!! (2018年1月4日 5時) (レス) id: 33bb28b9df (このIDを非表示/違反報告)
佳音 - ふぎゃああああああああああああ//レトさん優しスギィ!皆面白イィィィィ!フジも結構好きィィィ/…すみません(´;ω;`)でも、ほんっっとに面白かったです!続き待ってます∩^ω^∩ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 629086881d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:書店員。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時:2016年1月24日 16時