君は 48。 ページ3
〜 キヨside 〜
レトさんが家でゲームをしよう、と提案した瞬間頬を赤くして嬉しそうに跳び跳ねるAを見て心が痛く叫んだ。
そんなAの目線の先でレトさんは笑い、Aの頭を撫でるのだから腹が立つ。
にこにことそんな光景を見てフジが、
フジ「レトさんってさ、親戚だからってのもあるけどAをすんごく大切に可愛がってるよね、」
キヨ「あ"？」
こーすけ「北のヤンキーだ！！？」
もう一度二人の方を見ると、あれもこれもと精一杯自分のやりたい事を話しすぎて背伸びをしている。
お前、どこまでガキなんだよ、と笑ってしまった。
なんでだろ、俺どっちなんだろうか。
＊＊＊
『ただいまー！』
レトさんの家についてそう発したAの言葉にピシリ、と固まる。
ただいま？？え、もう家も同然？？一緒に寝てたりすんのかよ…？？
色んな感情が渦巻くが、あんまりそうでは無さそうなのでほっとする。
いつも制服やジャージしか見たことないのであれだが、案外細身だな、コイツ。
レトさんのコートをかけると、俺達に微笑む。
やっと見てくれた嬉しさと、さっきまで見てくれなかった悲しさで俺は何も言わない。
俺の不機嫌さを察してかフジが代弁してくれたが嬉しくない。
んー、なんで俺こんなに不機嫌なんだろ。そんな事は絶対無いのに。
キヨ「ちょいトイレ行ってくる。」
フジ「？、おー」
なんとなく、その場を離れキッチンへと向かう。
Aはコップを今運ぼうをしている所だった。
俺が呼び止めるとあいつは笑う。
ようやく、俺1人を見てくれた。
キヨ「あのさ、俺、緋月先生が好きじゃん？」
『？、うん、だよな。』
そう、俺は緋月先生が好きなんだ。
だけど、お前はチラつくもんだから。
その小さな手を握り、お前は？と聞き返す。
何も言わなく、逆に挙動不審になるAを不思議に思って顔を上げたのがいけなかった。
『だ、って……』
顔を真っ赤にして握った手と俺の顔を何回も確認するAは可愛くて。
あれ？なんで可愛いとか思ってんの？
不思議と顔に熱が集まる、しかも心臓も特に煩い。
なんで、なんでだよ。
こんなの俺じゃねぇよ。
キヨ「＿＿＿ｯﾂ！やっぱなんでもない！」
パッ、と握った手を離し、キッチンを出る。
なんでか、その離した手が寂しくて仕方が無かったけど。
絶対、そんな訳がない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 843人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*:まりな:*(プロフ) - ラブライブとかも好きなんですか？！趣味が合いすぎて怖いです…w1ファンとして応援してます！ (2020年8月6日 0時) (
レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 続きが気になります、、、！更新頑張ってください！！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: 491ab1b2f5 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - すごくいいところで終わりましたね...もう続きないんですか？もし宜しければ続きが見たいです！ (2019年7月13日 16時) (レス) id: 691d41a0d1 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 続きが気になって夜もうずうずしてます！！更新頑張ってください！！ (2018年1月4日 5時) (レス) id: 33bb28b9df (このIDを非表示/違反報告)
佳音 - ふぎゃああああああああああああ//レトさん優しスギィ！皆面白イィィィィ！フジも結構好きィィィ/…すみません(´；ω；`)でも、ほんっっとに面白かったです！続き待ってます∩^ω^∩ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 629086881d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：書店員。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時：2016年1月24日 16時
