君は 63。 ページ19
『……それで、いつから知ってたの？』
取り合えず自分の部屋に招き入れ、お茶を出す。
それにフジは礼儀正しく会釈をすると珍しく真剣な顔をして私を見た。
フジ「違和感を持ったのは女装の時。いくらなんでも女子にしか見えなかったから。……それに、元々華奢じゃん？Aって。」
やっぱり。
予想通りの所で気づいてた、フジはすごいな。
…正直あれは私も心臓ドｯキドキだったし……はは。
フジ「だからね、もう我慢しなくていいんだよって伝えたくてさ……」
俺の前だと無理して欲しくないな…そう照れくさそうに言うフジ。
その優しさに、気づけば私は泣いていて。
フジ「えっ、えぇっ！！？俺なんか変な事言った！！？ご、ごめん……！！」
『う、ううん…別に変な事は……ただ、嬉しいなぁって。』
本当に嬉しくて。
そのまま笑う。フジは目を見開いた後、そっか。と溢して私から目を反らした。
『キヨとか……気づいてる？』
フジ「キヨ？ううん、気づいてないよ……？でも急にどうしたの？」
きょとん、と不思議そうな顔をフジになんでもないよ、と私は笑い返す。
なんでいつもキヨ優勢なのだろう。と自分でも不思議に思うが、それはやっぱり友達第1号だから？？
フジ「……………………やっぱり。
あー！！もうしょうがないなぁ！！」
急に叫んだフジにびくっ、と肩を揺らす。
ど、どどどどうしたよ……！！！フジくん急に…！！
フジ「Aキヨの事好きでしょ！！鈍いからもっと言うけど恋愛で！！
俺それ手伝うから！！アドバイスとかするから二人でキヨを……」
『ち、ちちちちちょっと待って！！？』
始まれば止まらないマシンガントーク。
取り合えずそれを無理矢理止め、頭を整理する。
でも、整理し終わった頃には私の顔は真っ赤でして。
好き？？それって隙の方じゃないんだよね？？好き……そっか、好きかぁ。
『…言われてみれば、そうかもしれない…』
フジ「いや絶対そうだから。」
勝てないなぁ、とフジは笑う。
その言葉に？を浮かべると、すぐに何でもないと言ったのだが。
フジ「んじゃ、手伝う代わりに条件ね？
…今日から俺とAは大親友！って事で！！」
『フィジット？？』
フジ「確かに『フ』被ってるけど俺そんな緑じゃないよ！！？」
本当にショックを受けたのであろうフジを笑う。
『わかった、大親友フジくん』
どうやらまた何かが始まります。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
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あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
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*:まりな:*(プロフ) - ラブライブとかも好きなんですか？！趣味が合いすぎて怖いです…w1ファンとして応援してます！ (2020年8月6日 0時) (
レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 続きが気になります、、、！更新頑張ってください！！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: 491ab1b2f5 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - すごくいいところで終わりましたね...もう続きないんですか？もし宜しければ続きが見たいです！ (2019年7月13日 16時) (レス) id: 691d41a0d1 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 続きが気になって夜もうずうずしてます！！更新頑張ってください！！ (2018年1月4日 5時) (レス) id: 33bb28b9df (このIDを非表示/違反報告)
佳音 - ふぎゃああああああああああああ//レトさん優しスギィ！皆面白イィィィィ！フジも結構好きィィィ/…すみません(´；ω；`)でも、ほんっっとに面白かったです！続き待ってます∩^ω^∩ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 629086881d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：書店員。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時：2016年1月24日 16時
