君は 57。 ページ13
〜 キヨside 〜
キヨ「……？」
おかしいな。
いつも朝のホームルームで、出席をとるのだが、一応俺のクラスはAの出席も確認していた。
いつも先生は「夕立も来ていると連絡があった」と、毎日毎日言っていたので、行けば会えるという事も分かってたし、ついつい先生をロボットみたいだな、なんて感じてしまう事もあった。
あいつは滅多に休まないし、休む日は手紙かメールで必ず知らせる。
でも、今日は何の連絡も無かった。
フジ「ねぇ、キヨ。今日A休みかな？」
キヨ「は？なんで俺に聞くんだよ」
コソコソと小声で話しかけてきたフジに苛立ちを覚える。
そんなの、俺が知りたいっつーの。
フジ「だって、今日レトさんもいないんだもん。」
キヨ「…マジ？」
そこで俺達は注意されたので、会話は中断。途中で来るかも知れねえし、取り合えず昼休みに保健室行ってみっか。
＊＊＊
と、思っていたのに。
『…えーっと…すみません、遅れました』
キヨ「……はっ、…？」
俺がいつ抜け出そうかと考えていた理科の時間。
誰かが入ってきたかと思えばAだった。クラス全員が全く知らないヤツに驚いて目を見開いたのだが、
「おー！Aくん！珍しいね、と言うか初めてじゃない？ちゃんと教室で授業受けるの！…もしかしてこのアブ先生に会いたくなったとか！？」
ハイテンションのアブの声で全員がこれがいつも現れない生徒なのだと、貴重な物を見るような目をし始める。
『…いえ、レトさんがアブ先生の授業だし、一回出てみてって連絡きたので…来年三年生だし。』
はっきりとそう告げ、レトさんからの手紙を渡すと、アブはそれに目を通しながら何度か頷き、OKを出した。
アブ「ちょうど今はここやってるんだ。わかる？」
『大丈夫です。』
アブ「ん、OK。それじゃあどこに座ろっか。えーっと…」
すぐ近くでフジが「俺の隣に！」と言わんばかりのオーラを放っていたので、それに俺も負けじと少し背筋を伸ばす。
するとアブはにこっと笑い、
アブ「それじゃあキヨの隣に座ろっか。分かんないトコあると思うから机もくっつけな。…キヨなら大丈夫？」
小さく頷いたAを確認しアブは少し背中を押す。
Aは俺に軽くピースに、机をくっつけた。
『キヨなら安心だ』
キヨ「っ、あったりめーだろ？」
…とにかくこの時間はAが一緒に授業を受ける事になった。
結構な優越感と満足感。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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*:まりな:*(プロフ) - ラブライブとかも好きなんですか？！趣味が合いすぎて怖いです…w1ファンとして応援してます！ (2020年8月6日 0時) (
レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 続きが気になります、、、！更新頑張ってください！！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: 491ab1b2f5 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - すごくいいところで終わりましたね...もう続きないんですか？もし宜しければ続きが見たいです！ (2019年7月13日 16時) (レス) id: 691d41a0d1 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 続きが気になって夜もうずうずしてます！！更新頑張ってください！！ (2018年1月4日 5時) (レス) id: 33bb28b9df (このIDを非表示/違反報告)
佳音 - ふぎゃああああああああああああ//レトさん優しスギィ！皆面白イィィィィ！フジも結構好きィィィ/…すみません(´；ω；`)でも、ほんっっとに面白かったです！続き待ってます∩^ω^∩ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 629086881d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：書店員。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時：2016年1月24日 16時
