君は 47。 ページ2
レト「んじゃあ暇やし俺ン家でゲームしよか？」
『いよっ、待ってましたぁ！』
手を叩いて喜ぶ私を見て、レトさん以外の皆が唖然とする。
そんな私の頭をレトさんは嬉しそうに撫で、笑った。
だって、こんなに嬉しいのはね。
キヨ達とやっとゲームできるし、それに…
『やっと大乱できるんだよね！！64！？』
レト「おぅ、ええよ。キヨくんら上手いらしいし、教えてもらい。」
『うん！うん！！』
嬉しくて嬉しくて何度も頷く。
きっと真っ赤になっている頬も気にせず、私は上機嫌でレトさんに色々と聞いていた。
＊＊＊
『たっだいまぁー！』
レト「はは、俺ン家やけどな？」
フジ「お邪魔しまーす、おぉ、意外と綺麗」
もう見慣れた部屋に私は上着をかけると、レトさんの重いコートも受け取り、かける。
『あ、キヨ達もコートとか適当に置いてていいよ。俺お茶取ってくる。あ、ジュースがいーい？』
キヨ達を見ると、なんでかキヨが少し不機嫌。
ん？おみくじ大吉だったのに何を拗ねる事があるんだろうか。
そんなキヨを見かねてか、フジはなんでもいいよ。と笑ってくれた。
返事をしてキッチンへ足を運ぶ。レトさんが普段使わない64のコントローラーをもう2つ部屋から持ってきていたので
『あ、私ジュース入れるね。』
レト「おぅ、あ、ちゃーんと皆の前では『俺』な？」
『あはは、わかってるよ。』
いい子。と私に微笑むとレトさんはリビングへと消えていった。
私も冷蔵庫からコーラを取り出して、コップに注ぐ。…あ、炭酸大丈夫かな？……大丈夫だよね。
お盆に乗せて、持って行こうとした時。
キヨ「……A、」
『……あっ、キヨ。どうしたー？』
ぼそぼそと呟くキヨはなんだか元気が無い。
本当にどうしたのだろうか、朝はこんなのじゃなかったよね？
キヨ「あのさ、俺緋月先生が好きじゃん？」
『？、うん、だよな。』
ちらり、と私を一瞬見るとキヨは私の手をきゅ、と握る。
突然の事に、驚いてぶわっと体温が上昇するのを嫌に感じた。
キヨ「Aはさ、緋月先生が好き…なのか？」
『え、ぁ…わ……俺が…？』
コクリ、と頷いたキヨは顔をあげ、私の顔を見た瞬間、
キヨ「＿＿＿ｯﾂ！やっぱなんでもない！」
走ってリビングへと向かっていった。
『なに、…どうしたんだろ…』
私が、痛いじゃん。
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あずきいろ
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*:まりな:*(プロフ) - ラブライブとかも好きなんですか？！趣味が合いすぎて怖いです…w1ファンとして応援してます！ (2020年8月6日 0時) (
レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 続きが気になります、、、！更新頑張ってください！！ (2019年8月13日 18時) (レス) id: 491ab1b2f5 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - すごくいいところで終わりましたね...もう続きないんですか？もし宜しければ続きが見たいです！ (2019年7月13日 16時) (レス) id: 691d41a0d1 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 続きが気になって夜もうずうずしてます！！更新頑張ってください！！ (2018年1月4日 5時) (レス) id: 33bb28b9df (このIDを非表示/違反報告)
佳音 - ふぎゃああああああああああああ//レトさん優しスギィ！皆面白イィィィィ！フジも結構好きィィィ/…すみません(´；ω；`)でも、ほんっっとに面白かったです！続き待ってます∩^ω^∩ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 629086881d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：書店員。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時：2016年1月24日 16時
