悪気は無かった。 [1-1.] ページ20
「………A?」
『……はい。』
「だから俺はやめろっつたろぉおおお!!?」
いやー、まぁ、はい。
その点はごめんなさい。
けどさ、1つ弁解させてくれないかな?
『フジがめちゃくちゃついて来たんだもん!!』
そう、目の前でニコニコと笑顔のフジは何故かもう家にいる。
あの後キヨくんは二つ返事で私に却下、と言ったので何とかして離れようとしたのだが。
…予想外にフジのガードは堅かったんですよ、これはもう許して下さいキヨさんよ。
「まさか最近会わないと思ってたらこんなにちっちゃくなってたなんてね?」
「…フジてめぇ…これ以上言ったらぶん殴るぞ」
「わー、北のヤンキーだー!」
「ぶん殴るぞ」
これぞ長い付き合いと言うんだろうか。
私の目の前でコントを続ける二人にため息して出てこない。
『あのフジ。この事だけどさ…?』
「あ、うん。こーちゃんとヒラにしか言わないよ?」
『もう二人に言う事は決定なのね!?』
笑顔のフジは意外にも強くて。
いまでも背中からは黒いオーラを放っている。
…取り合えず、彼には逆らえないという事ですよね。
「ねぇ、Aちゃん僕お腹空いたーぁ」
『空気読もうかぴーちゃん』
何が?、と言いたそうなぴーちゃんに少しは私の疲れも飛ぶ。これくらい自由人の方が良いのかな。(駄目です)
『それじゃ、お昼ご飯作ろっか。あ、フジも食べてって』
「え、嘘、良いの!?」
まさか食べられるなんて!と嬉しそうに言うフジに少しだけ美味しい物を作ってしまおうかと考える私は案外ちょろい。
フライパンを出して、何を作ろうかと考えた末にパスタにしようと今度はお鍋に変えた。
***
「くそ…レトさんの方が皿でけぇ!」
「だって今身長戻ってるもん」
沢山食べられるレトくんに嫌そうな視線を送るキヨくん。
本当に大食いなのにはかわりない。
『キヨくんちゃんとおかわりあるから。』
「まじで!?それじゃ良いや!」
両手をしっかり合わせてから凄いスピードでパスタを食べ始める。その横でおずおずとぴーちゃんとはすくんも食べ始めた。
「美味しい!A本当に料理上手だね!」
『はは、そりゃどーもありがとフジ。』
素直に褒めてくれるのは私も嬉しいし、気分が良い。
それに私も笑い返すと、
「あったりめーだろフジ!Aの作んのはなんでも上手いの!」
『ありゃ、キヨくんもありがと』
珍しく、キヨくんも褒めてくました。
これはフジ曰く結構レアらしい。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ちゃこ(プロフ) - 更新待ってました!とても面白いのでこれからも頑張ってください! (2016年10月2日 1時) (レス) id: aa2c74628d (このIDを非表示/違反報告)
どこかの神(笑) - 面白いです!更新頑張ってください! (2016年9月26日 17時) (レス) id: f534bfd0c3 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音MOCHI - 完成したので。[1-2]の某王道ゲームの某が棒になってますよ! (2016年8月25日 17時) (レス) id: 6a72063bc0 (このIDを非表示/違反報告)
書店員。(プロフ) - 靺乃。さん» ありがとうございます!そして返信遅くなってすみません…(><)私も皆と絡ませると楽しくて書いてるのでそう言って貰えて嬉しいです(笑)まだまだ絡ませますのでお楽しみを!(笑) (2016年7月19日 0時) (レス) id: 91728adf3a (このIDを非表示/違反報告)
靺乃。 - 面白いです、皆と夢主ちゃんの絡みが見てて面白くて、無意識ににやにやしちゃいます、( (2016年7月2日 12時) (レス) id: ef3a5580a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:書店員。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syotenin711/
作成日時:2016年1月19日 0時