久々の青色集会 ページ25
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樹「しょっぴーからの誘いなんて久々じゃん〜！」
「お前しか捕まらなかったんだよ」
樹「そう言いながら俺に会いたかったんでしょ」
樹と飯食うなんていつぶり？ってくらい久々に2人で居酒屋に来ていた。
一時期は毎日のように一緒に飯食ってて、樹と食わない日は飯いらないわってくらい会ってたのに。
樹「誰かさんが女に惚けまくってるから」
そんな悪態をつかれながら、2人ともビールで乾杯する。
「同棲始めたから最近本当仕事と美容関係以外は家いること多いわ」
樹「え！！あの渡辺翔太が同棲！？」
樹には今までの恋愛話も散々話してるからもちろん俺の恋愛観も知ってるわけで、週に1.2回会うのが限界な過去の俺と比べてびっくりしてる。
「昔の俺が聞いてもそうなってると思う。まぁA以外とは絶対出来ねぇと思う」
樹「あの子確かにめちゃくちゃ綺麗だけど、どこにそんなにハマってんの？綺麗なだけの女なら正味今までいくらでも居たじゃん？」
「んー。今まで運命とか信じてなかったけど、Aは俺の一目惚れなの。一目惚れしたのすら初めてだしどこが好きとか分かんないけどあいつ以外考えらんない」
樹「...ふーん。好きすぎて乙女みたいなこと言ってんじゃん。そりゃ俺にあんだけメンチ切るわな。笑」
「あれはお前がAに手出そうとするからだろ！！」
樹「えー、いいじゃん！今度また会わしてよ！」
「絶対いや」
樹「じゃあAちゃんの店飲みに行こうよ！」
「嫌だわ！お前とは絶対行かない！」
樹「いつからそんなケチになったの！」
「うるせぇ」
俺も樹もそんな食わねぇから飯なんて一瞬で終わって、後はひたすら飲むだけ。
「お前はどうなの？彼女と」
樹「あー、別れたよ。俺やっぱり縛られんのとかだるいわ」
「樹のこと束縛しようとする女とか居るんだな。絶対聞かねぇのに」
樹「な。久々にめんどくさい女に当たったわ」
「そんなこと言ってっとバチ当たんぞ」
樹「自分もつい最近までそんな感じだったくせに何言ってんの」
「俺は改心したしAになら束縛されてもいいし、まず変なことしねぇから」
樹「はいはい、惚気は聞きたくないでーす」
気づけば2時間以上経ってて、お互いいい感じに酔いが回ってきた。
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作者名：syopi | 作成日時：2021年1月30日 11時
