君の彼氏になれました (ページ22)

今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:77,382 hit

岩本side ページ22

.

岩本side

「翔太達手伝ってくるわ」

そういって翔太の部屋へ向かう

渡「お前らいい加減動けよ！」

入るなり聞こえてきたのは翔太の怒鳴り声。

岩「なにしてんの？って全然終わってねぇじゃん」

渡「あ、照！こいつらなんか言ってやってよ！」

岩「俺らもう終わったぞ」

向「まじ？早すぎひん？」

岩「男4人でやったらこんなもんだろ。」

向「そっちは照にぃと舘さんおるやん！こっちガリガリしかおらんのよ！」

渡「言い訳すんな！お前ら全然動いてねぇだろ！」

『翔太～、終わった～？手伝おっか？』

目「さ、早く終わらせよ！」

佐「康二、これ運ぼうぜ！！」

向「任せて！俺そういうの得意やねん！」

渡「...お前らだけは絶対飯連れてかねぇ」

玄関からAちゃんの声が聞こえてきた途端、さっきまでの光景が嘘みたいに張り切り出すコイツら。笑

皆がテキパキやってる内に、細々とした荷物を纏めながら翔太と軽く話すことにした

「ありがとな、照。」

岩「何言ってんの。いいよこんくらい。翔太の幸せそうな顔見れて満足だわ」

Jrの時から一緒に頑張ってきた翔太が家庭を持とうとしてる事に本当に感動してるし、純粋に嬉しい。

翔太がここまで真剣なのも真っ直ぐなのも初めて見たから本気で応援してる。

「俺さ、今本当に幸せなんだよな」

岩「そんくらい見てて分かるから(笑)」

「お前らのおかげだよ」

岩「俺ら何もしてねぇじゃん」

「Aが居て、お前らと一緒に過ごせてるのが幸せなの」

今までの翔太じゃありえないくらい素直な言葉。こうなったのもAちゃんのおかげだって事はすぐに分かる。

岩「絶対手放すなよ」

渡「当たり前だろ。死んでも離さねぇよ」

『ちょっと翔太何サボってんの！』

渡「ごめんごめん！！」

そういってAちゃんの方に駆け寄っていく翔太。

俺にも春こねぇかな、なんて思いながらダンボールを運び出す。

無事に2人の部屋の荷物を新居に運び終え、時間も時間だから今日は解散することにした。

『皆さん今日は本当にありがとうございました！！片付け落ち着いたら又遊びに来てください！』

渡「ちょ、A！それはだめ！」

『いいじゃん！ここまで手伝ってくれたんだから、お礼も兼ねてホームパーティしよ！！』

俺だけなら遠慮するけど、本気にしてる奴が数名いるからきっとそのパーティーは決行されるだろう。どんまい翔太。笑

.