君の彼氏になれました (ページ13)

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俺らにハマってみない？ページ13

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森「あ、今日アリーナ居ためっちゃ可愛い子！」

入って最初に声をかけてきたのは慎太郎くん？

仕事柄、人の顔と名前を覚えるのは得意な方で多分メンバー皆の名前と顔くらいは覚えたはず。

松「ほんとだ！可愛い樹担とジェシーのオキニ！」

ジェ「あ！やっと会えた！いつも来てくれてありがとう！」

ジェシー君に手を握られて、耳まで真っ赤な咲凛。

樹「Aちゃんまじ可愛いよな。何で今まで来なかったの？いつから俺ら好きなの？」

はっきり言っていいのだろうか。

咲「えっと、本当はAさん全然ジャニーズ興味なくて...今日もあたしの付き添いで来てくれただけなの」

京「あ、だから今日あの子居ないんだ！いつも俺のうちわ持ってくれてる子！」

咲「そうです！覚えてくれてるんですね！」

樹「ちぇっ、なんだよそれ。Aちゃん、これを機に俺らにハマってみない？」

あたしの肩を抱いて、至近距離でそんなことを言う樹君。大体の女の子はイチコロだろうな。

『すみません、あたし好きな人いるんで』

樹「え～？推しと恋愛は別もんじゃねーの？」

そんなこと言いながら全然あたしの肩を離す気ない。

ドンッ、バタンっ！！

慎「うわっ、何事！？？ってしょっぴーかよ」

いきなり控え室のドアがすごい勢いで開いて、皆びっくりしてドアの方を向いた。

渡「おい、樹！Aから離れろよ！！」

...現れたのは翔太だった。

『え、翔太！？なんで？』

渡「すぐ行くから待ってろっつっただろ！お前いつまで肩抱いてんだよ！！」

樹くんの腕を払い除けてあたしを自分の方に引き寄せる翔太。

咲「あ、えっと、状況が読めないんですけど」

樹「同じく」

「「「「「同じく」」」」」

そうだよ、咲凛には言うつもりなかったのにどうするのこの状況。

渡「A、俺の彼女だから。ってことで悪いけど樹。Aはお前に興味ねぇし有ったとしてもお前にはやんねぇ」

樹「は？まじ？本気で言ってる！？」

渡「そんな嘘つくかよ」

咲「Aさんホントですか！？」

『うん...誰にも言わないでね』

咲「もちろんです！あたし口は固いので！！」

女子のこのセリフ程信じれない物は無いけど今は信じるしかない。

慎「しょっぴー彼女出来た説ガチだったんだ」

渡「何だよその訳分かんねぇ説。ガチだよ」

樹「今からでも俺に乗り換えない！？」

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