君の彼氏になりたい (ページ46)

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付き合ってくださいページ46

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『あたし、翔太の事が...』

渡「ストップ！待って！」

好きです、と言おうとしたら翔太に遮られた。

渡「俺から言わせて？」

『え？』

渡「一目見たときからずっと好きでした！付き合ってください」

椅子から立ち上がって右手を差し出す翔太。

『っ、はい』

あたしもそう答えて、翔太の右手に自分の右手を添えた。

渡「っほんとに！？夢じゃない、？」

『ふふ、違うよ(笑)』

渡「やったーーーーーーーー！！！！！」

子供みたいにはしゃいで喜ぶ翔太を昼時を超えたとはいえ、まだチラホラ居るお客さん達は不思議そうな目で見る。

渡「なんで俺と付き合ってくれる気になったの？」

不思議そうな顔で翔太が聞いてくる。

『正直、翔太の事はちゃんと好きだけどまだ涼介の件もあるしこれでいいのか分からない。翔太の優しさを利用しちゃってるのかもしれない。でも、他の子に取られちゃうのは嫌だなって考えてたら翔太と付き合いたいと思った』

渡「そっか。そんな理由でも俺からしたらめちゃくちゃ嬉しいよ！俺の事好きでいてくれてるならそれで充分だし、それ以上好きにさせるのは俺の役目だろ？」

『もう充分好きだよ。これ以上好きになったら重くなっちゃうよ(笑)』

渡「それは嫌かも...」

『だよね、そうならないように気をつける、』

渡「ごめん、嘘だって！！Aなら大歓迎だから気にしないで！」

『良かったぁ...付き合って早々振られるのかと思った』

渡「そんな訳ないじゃん！あー、やばい。俺今めっちゃ幸せ！！」

ニコニコしながら鼻歌を歌う翔太がめちゃくちゃ可愛くて、今日からあたしの彼氏なんだな～と思うとあたしまで幸せな気持ちになる。

渡「ふふふ、」

ニヤニヤしながらあたしを見つめてくる翔太。

『...なに？』

渡「やっぱりAは俺のこと好きになった。俺の勝ちだな(ニヤ)」

『っ、言わないでよ///』

まんまと翔太にハマった気がして恥ずかしくなる。

渡「あぁ、そろそろ行かなきゃ。」

時計を見ると14時50分で、翔太はもう戻らないといけないみたい。

『仕事がんばってね！！』

渡「うん...このままAといたい」

『あたしもだよ。でもお仕事は頑張らないとね！』

渡「仕事落ち着いたらすぐLINEするから！じゃあ俺もう行かないと！またね！」

そういってテーブルの上の伝票を持って翔太は席を立った。

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