君の彼氏になりたい (ページ39)

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翔太とは関わらないでほしいページ39

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あれから1週間。

どうしたらいいか分からなくて、涼介にも翔太にも何の連絡も出来ていない。

その日は珍しくお店が暇で、マリアと話す。

マ「結局どうするの？」

『わかんない...』

マ「あんたね～、山田君も翔太君もめちゃくちゃモテるんだよ！あんたじゃなくても女なんて腐る程居るの！！ぼやぼやしてたら他の女に取られるんだから！」

『うん...』

マ「そんな贅沢な悩みもう聞いてやんないから！早く答え見つけなさいよ！」

『ありがとう』

マリアのこういう優しさにいつも救われてる。

黒服「Aさん、ご指名です」

お客さんの部屋まで案内され、中に入る。

「失礼します、って、なんで？！」

舘「こんばんは、Aちゃん」

誰からも来店の連絡は来てなかったから誰だろうと思いながらドアを開けたらそこに居たのは宮舘さんだった。

『宮舘さん...』

舘「話したいことあったんだけど連絡先知らないし、会う術はここしか思い浮かばなくて」

好きな物飲んで、と言われドリンクを注文する。

舘「単刀直入に聞くね。翔太とどう？」

『ここ1週間連絡取ってません、』

舘「だよね。俺が翔太と幼なじみだって事は聞いてる？グループ結成してからもずっと一緒だけど、ここまで元気の無い翔太見るの初めてなんだよね」

『迷惑かけちゃってごめんなさい...』

舘「謝らないで。俺そんなつもりで来たんじゃないから。翔太のことちゃんと考えてくれてる？」

『はい、でもどうしたらいいか分からなくて』

舘「翔太とこれから先どうなるつもりも無いんなら、もう翔太とは関わらないでほしいんだ」

『っ、』

宮舘さんからの言葉に何も言い返せない。

舘「翔太は俺からしたら大事なメンバーだし大事な友達なんだよね。曖昧なままで傷ついてる翔太を見るのは俺も辛い」

『はい、』

舘「俺のワガママ言っていいなら、翔太と付き合ってあげて欲しい。あいつはほんとにAちゃんの事好きだし俺らの前でもその話しかしてない。そんな翔太が最近元気ないからラウールですら心配してる」

宮舘さんはすごく大人で言葉も丁寧だし、本当に翔太の事が大事なんだなって伝わってくる。

舘「無理強いは出来ないからそこから先はAちゃんに任せるけど翔太と付き合えないなら早く解放してあげてほしいんだ」

その方がキズも浅いと思うから、そういってブランデーを飲む宮舘さん。

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