君の彼氏になりたい (ページ38)

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一緒に居てくれるだけでいいページ38

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今は夜中の０時。

どうするべきなのか、自分がどうしたいのかも分からなくて唯一真面目にしてた仕事も休んでしまった。

黙って家を飛び出したのに翔太からは何の連絡もない。

こんなに人を好きなれたのは涼介が初めてで、ここ1年は恋人らしい事も全然出来なかったけどそれまでは本当に色んなことをしてくれた。

涼介は器用だから、あたしの誕生日にはサプライズで家の飾り付けや料理をしてくれてプレゼントまで用意してくれて。

「俺はジャニーズだし何でもかんでも出来るわけじゃないからこそ、出来ることは精一杯してあげたい」

昔から涼介がよく言ってた言葉。

一緒に居てくれるだけでいいんだよ、って言っても

「俺がやりたくてやってるの！」

って毎回言ってたっけ。

いざ考え直すと楽しい思い出ばかり浮かんでくる。

でも、どん底のあたしを救ってくれたのは翔太で。

彼の涼介とは違った優しさや雰囲気に惹かれてるのは確か。涼介以外の男の人にここまで惹かれたのは初めてだから余計に自分の感情が分からない。

「でも、もう遅いか」

翔太からなんの連絡もないしきっと呆れちゃってるよね。約束破っちゃったし。

『はぁ、』

どうするのが正解だったんだろう。

涼介が帰ってから考え続けてたらさすがに眠たくなってきた。

『ふぁ』

よし、今日はもう寝よう

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