は?本気で言ってる? ページ24
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思いがけない翔太からの告白にどうしたらいいか分からないまま、とりあえず家に帰ってきた。
ソファに横になって携帯を開くと、マリアからLINEが来てた。
マリアAどこいったの?皆心配してるよ
マリアとりあえず涼介君が、ごめんねって
マリア何があったかは話せる時に話してくれたらいいから変なこと考えないでね!!
『謝りすら直接じゃないんだね、、、』
自分から突っぱねたくせに何言ってるんだろ。
散々泣いたからもう涙は出ないけど、3年も一緒に居たら思い出は結構沢山あって
走馬灯のように思い出す。
翔太の優しさまで利用して本当にあたしは最低だ。
いっそのこと翔太と付き合った方が幸せなのかもしれない。翔太の言葉通り、思う存分利用した方があたしの気持ちが楽になるかもしれない。
『...バカじゃんあたし』
プルルルルルルル
『...もしもし?』
出る気分じゃなかったけど出てみる。
(ひさしぶり!涼介となんかあった?)
『え、侑李?』
たいして確認もせず取ったディスプレイには、知念侑李と書かれていた。
(涼介にいきなりバー呼び出されて着いたら1人でべろべろだしもう訳わかんないんだけど。絶対Aと何かあったでしょ?)
『喧嘩したままあたしが飛び出しちゃったけど、多分もう本当に別れちゃうと思う。涼介はあたしの事なんとも思ってないよ』
(は?本気で言ってる?...まあわかった。いきなりごめんね)
そういって電話は切れた。
『なんで最後侑李が怒ったの?訳わかんない』
侑李とは、涼介と付き合い始めた頃よく一緒にご飯行ったりしてた。
最近あたしと涼介があまり会わなくなってからは連絡をとる事も無くなってたから、久々に話した。
山田涼介ちゃんと話がしたい、
あの後すぐ寝てしまったあたしは、涼介からこんなLINEが来てることすら気づかなかった。
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作者名:rxr18 | 作成日時:2021年1月10日 11時