君の彼氏になりたい (ページ44)

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他の女に取られちゃうよ！ページ44

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『涼介と別れたよ』

渡「まじ！？大丈夫？辛くない？」

本当に送れる日は送ってくれている翔太と話しながらお店に向かう。

『3年も一緒に居たから全く辛くないって言ったら嘘になるけど思ってたより大丈夫だよ(笑)』

渡「そっか...それならいいけど」

『いっぱい支えてくれてありがとね！！』

渡「すぐにとは言わないから、これを機に俺の事真剣に考えてね」

あ、入口ここだよな？仕事頑張って！そう言って翔太は帰って行った。

気がつけばお店の裏口の従業員入口の目の前まで送ってくれていたからそのまま中へ入る。

『涼介と別れたよ』

出勤してマリアを見つけて早々、翔太に告げた言葉と全く同じ言葉を伝える。

マ「え、ま！？とうとう！？」

『...振られた(笑)』

マ「は？意味わかんない...A、大丈夫？泣く...？」

普段はあんなマリアだけどこういう時はめちゃくちゃ心配してくれて誰よりも親身になってくれる。

『ううん、思いのほか大丈夫なの！』

マ「翔太くんのおかげだね」

『やっぱりそうなのかな、』

マ「いよいよ翔太君とくっつくのね...」

ニヤニヤしながら言うマリア。

『さすがにすぐにはそんな気になれないよ』

マ「あんた何言ってんの？！ほら、携帯貸して！！！」

『え、ちょっと、やめてよ』

あたしの手元から携帯を奪い取って何やら文字を打つマリア。嫌な予感がする...

マ「はい、これでよし」

返ってきた携帯の画面を見ると

A明日会えないかな?

と、翔太に送信されていた。

『ちょっと！なにしてんの！！』

マ「あんたがモタモタしてるからでしょ！早く返事してあげなさいよ！」

じゃないと本当に他の女に取られちゃうよ！！なんて言いながら消えていったマリア。

渡辺翔太え、なに?Aからの誘いとかめちゃめちゃ嬉しい!!
渡辺翔太でも、明日一日中仕事があって終わるの何時になるか分かんなくて...撮影までの空き時間とかなら時間作れるんだけど、それでも大丈夫?

すぐに既読がついたらしく、画面をもう1回見る頃には翔太からの返事が来ていた。

『まじか...』

A大丈夫だよ。会いに行くね!

マリアが送った、と言える訳もなく明日会いに行くことなってしまった。

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