君の彼氏になりたい (ページ26)

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ふーん、そういうことページ26

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すぐ戻ってくるから待っててね！！

そういって翔太を筆頭に皆撮影に向かった。

『ん～、喉乾いた』

テーブルの上にある物は好きにしていいからね、って舘さんに言われたけど何となく手がつけずらくて飲み物を買いに行くことにした。

迷いに迷ってやっと自販機にたどり着いて

『あ、カフェオレにしよっと』

このカフェオレ好きなんだよね～(甘党)

1人でカフェオレ見ながらニヤニヤしてたら

「なんでこんなとこにいるの？？」

『えっ、』

誰かなんて、振り向かなくてもわかった

山「なんでこんなとこにいるの？？」

薄ら笑いを浮かべて、にじり寄ってくる涼介。

『久しぶりだね、LINE返せなくてごめんね』

山「俺の話聞こえてない？」

『涼介に関係ある？？』

2週間ぶりに会う涼介はやっぱり綺麗な顔をしていて、でもいつもより目元のクマが酷いように見える。

ノーメイクだからかな？

山「俺、ちゃんと話したいって連絡したよね？」

『あたしは話すことないもん。もう我慢するの疲れたんだよ』

涼介のことが嫌いになったと言ったら嘘になるし、嫌いになることは多分一生無いけど。いつまでもこんな関係を続けてても意味が無いことはもう理解したから。

山「頼むからちゃんと話聞いてくれよ、」

楽屋に戻ろうと思って涼介の横を通り過ぎようとしたら、腕を掴まれた。

山「俺は浮気なんてしてないし、ずっとお前しか見てないよ」

『、、、じゃあ何なの？？』

ダメだ、あたしの決意が揺らぐ。

山「実は、」

「A！！！」

『あ、翔太、、、』

涼介の話を聞こうとした時に、息の上がった翔太が近づいてきた。

渡「Aが居るから最速で撮影終わらせて楽屋戻ったら居ないし心配でめちゃくちゃ探した！！！」

見つかってよかった、と言う翔太はまだ肩で息をしている。

渡「あれ、山田？」

山「ふーん、そういうこと」

『あっ、、、』

あたしの腕を離して、涼介は行ってしまった。

渡「ごめん俺邪魔した？」

『んーん！大丈夫だよ！戻ろっか』

これでいいのかもしれない。翔太が来てくれなきゃ涼介に流されるところだった。

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