purple : 18 ページ18
…… masaki
今日 はじめて
この子、Aの過去を知った
兄貴は もういない
それを知らず、残された言葉を信じてここまできたのか。
寂しい
置いていかないで
肩を震わせながら 寂しさに怯えるAは
自身の身には余るほどの荷物を背負っていた
苦しくて もがいていた
「 … ！」
Aを覆うように抱きしめた広斗
まずこの光景が驚きなのに 会いたい そう言って涙を一筋見せた広斗
喧嘩っぱやくて クールな一面を見せることが多い広斗。 それでも笑顔を見せることも増えてたけど、、
涙を見せる場所がなかったのかも知れない
「 俺に万が一のことがあれば 」
そう話していたアニキ
大丈夫だよ 死んでも広斗は守る
「 あとひとつ。まだ2人には合わせてない妹がいる。」
「い、いもうと？！」
「あぁ。俺が可愛がっててさ 」
そう嬉しそうに話した兄貴の笑顔
楽しげで、意地悪な顔 してたな。
「 でも 」
「 でも？ 」
「 あいつは … 背負ったものが デカすぎる 」
それを降ろしてやんなきゃ
アイツはいつか、その重みで潰れちまう。
今それをしてやれるのは 俺だけだと思うんだ
「 兄貴 … 」
組んだ手をみながら、悔しそうにそういった
それから、
少しだけ話をきいた
驚く程に 血のように赤い髪
顔につけられた面を取ると変わらない女の子で
風邪をひきやすい
よくもまあ３ヶ月でそこまで知ったもんだ
「 あいつに懐かれたら 」
「ん？懐かれたら？」
目を妖しく細め 口端を上げて笑った
「 お前ら
惚れちまうかも な 」
は？
間を開けて素っ頓狂な声をだした俺をみて
笑った兄貴は そのまま出ていった
「 Aが… アカガミノオニヒメ、ね 」
泣き疲れたのかな
広斗の腕の中でスヤスヤと寝るA。
毎回恒例なのか。広斗の服を掴んで離さない
Aを抱いたまま うつらうつらする広斗
この光景可愛すぎ広斗寝たら二人の写真めっちゃ撮ろ
「 く、くく、広斗、寝ていいんだよ 」
船を漕ぐ広斗、
声をかけるとガマンしていたのかすぐに寝てしまった
「 ぅっわナニコレうちの末っ子2名めっちゃ可愛い」
カシャッカシャッ
すやすやと眠る被写体を撮りまくる。
至福。
俺は
こいつらを
何がなんでも ぜってえ守る
……
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貴世(プロフ) - 初めまして、小説を楽しく読んでいます、HIGH&LOWの続きが読みたいです、もう、更新しないのですか？めちゃくちゃ楽しみにしているので、更新して欲しいです、お願いします。 (8月29日 0時) (
レス) id: fd9a14ea59 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 誉さん» 返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。勢いで作品を書き上げることが多くこのような事態になってしまったのだとおもいます。不愉快なお気持ちにさせてしまうような表記になり、申し訳ありませんでした。 (2020年9月10日 15時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
誉(プロフ) - 凄く楽しく読ませていただいてます。ただ少し引っかかる表現が多いです。破門は自分からするものではなく組から言われる処分です。脚切りではなく足を洗うでは…？こちらの勘違いでしたらすみません。少し気になりました。 (2020年8月12日 8時) (レス) id: 1ecb5a4891 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます(;°ロ°)ぷくぷくと案が浮かんできてるのでぜひ続きを楽しみにしていてください(*´∀｀*) (2019年3月4日 13時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - は、はやく続き！息継ぎが出来なくなるんじゃないかってくらいです！ (2019年3月4日 12時) (レス) id: f08f5b5508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miu:miku x他2人 | 作成日時：2019年1月23日 21時
