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騎士道精神に反する不意打ち ページ33

『マスター、今日は「おーるだいとっか」なるものが開かれています。』

「うーむ・・・じゃあ今日は奮発して刺身にしようか。」

国木田に書類を提出し、早めに退社したAは商店街で晩御飯の計画を立てていた。
昼過ぎの商店街は主婦で賑わっている。

「おーAちゃん!今日は刺身が安いよ!」

「わーっ、マグロが美味しそう・・・一個ください!」

「毎度アリ!おまけもつけといてやるよ。」

顔なじみの魚屋のあんちゃんからのおまけにほくほく顔のAのほっぺをムーちゃんが思いっきりつねった。
そのまま路地裏へ引きずり込む。

「いたたたたた!な、何々敵襲!?ムーちゃん人に見えてないからって大胆すぎよ!?」

『シッ!・・・前方二百メートル1時の方向に如月星羅、何かを探しています。』

「!?嘘・・・なんてついてないんだ・・・。」

咄嗟に身を隠すように自販機の影に隠れたAは頭をフル回転させて打開策を考えた。

(うう・・・何を探しているんだ?いや、言わずもがな敦さんだ。今の時間まだ二人は逢引中のはず・・・さっさと社に伝えた方がこの後楽かな。乱歩さんを説き伏せなくても私も場所位はわかるし・・・!?)


此処までの考えにたどり着くと同時に、背後からとんでもない重圧が襲い掛かってきた。
単なるプレッシャーでは言い切れない、立っているのが困難なほどの重さ。

「お、もい・・・まるで上から押さえつけられているように・・・『重力』が、かかっている?」

瞬間、身をかがめられたのは運が良かったとしか言いようがない。
さっきまで自分の首があったところの壁が蹴り壊されるのをみて、自分がいま『何に襲われているのかを』理解した。

(なんてこと・・・こんな所でこの人と会うなんてッ!)


「・・・・・・なかなか骨のある奴じゃねェか。」

重たい首を回して振り返ると・・・いた。
ハイカラな恰好が様になる、グレートにカッコいい素敵帽子が。

「手前が柳瀬Aだな・・・来てもらうぜ。」

「やーれやれ・・・拒否権ありますか?」

「あるわけねえだろ?」

帽子の彼の周りに赤い文字列があらわれる。


「・・・ですよね。」

Aもインフィニティを出して構えた。

懐に会心の一撃→←明日やってやるぜ!


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メイデーア - 初コメ失礼します!この作品めっちゃおもろいですね。ちな、私は夢主ちゃん大好きなんで如月さんは嫌いサイドです。すんません。中也さんに何故如月さんを好きになったのかとか聞いてみたいです★ (4月6日 20時) (レス) @page34 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - うっす、タピオカパンです。この度なぜか作品ページに飛べなくなったので、別名義で再ログインしました。ご迷惑おかけして申し訳ありません (2020年8月6日 14時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - Yukiさん» コメントありがとうございます!見てくれるだけでも励みになりますので、お気になさらず!・・・でも登録してくれるとうれぴーです! (2020年6月28日 11時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 面白いです!ログイン出来ないのでお気に入り登録できないんです(´;ω;`)更新待ってます!応援してます! (2020年6月28日 1時) (レス) id: f9f48108ec (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - 鮎さん» ありがとうございます!たまに生存確認してやってください(-ω-)/ (2020年6月21日 15時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タピオカパン | 作成日時:2019年9月20日 15時

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