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死んだんじゃあないの? ページ21

_______________Aが如月もろとも飛び降りたのとほぼ同時刻。



「命を大事にしない奴は、ぶっ殺してやる。」

与謝野先生の鉄拳制裁を食らった爆弾魔は吹っ飛び


「もうこれ以上、一人だって殺したくない。」

三十五人殺しのあとを追うように虎の少年は飛び降り、川べりに流れついた。


それぞれが自分の役割をはたし、マフィアを制圧。無事に電車は、次の駅に止まることができた。
不幸中の幸いか、最初の爆発より後の死傷者はいないそうだ。しかし・・・


「Aッ!!!何処にいるんだい!?」

与謝野先生は血相を変えてAを探していた。
おかしい。つい何十分か前に別れただけなのに・・・まさか、爆発に巻き込まれたか?と考える。しかし、それにしたって何か残っているはずだ。

「A・・・。」




「・・・あの。」

後ろから、小さな声が聞こえた。
振り返ると、小さな女の子が。大きな目に涙を一杯にためて、それでも何かを必死に与謝野先生に伝えようとしている。


「お姉さん、Aお姉ちゃんのこと、知ってるの・・・?」

「!!何処で会ったんだい?電車の中?」

「・・・うん。アンパン貰ったの。そしたら、急に白い髪の人が入ってきて、Aお姉ちゃんのこと連れてっちゃったの・・・。」

与謝野先生は唇をギリッと噛みしめた。

(如月星羅・・・Aになんの恨みがあるんだい・・・?)

「・・・おねえさん、Aお姉ちゃんのことを助けて!白い人と一緒に、川に飛び降りて、それで・・・・・・!」


与謝野先生は再び泣き出した女の子の頭をそっと撫でた。

「・・・、よく教えてくれたね。お嬢ちゃん、なまえは?」

「・・・幸子。」

「じゃあ幸子、お姉ちゃんは妾が絶対に助ける。武装探偵社だからね。」

「うん・・・!」


与謝野先生は、くるりと幸子に背を向けて歩き出した。

________あんな子を泣かすなんて、後で解体だねェ。


___________________




「うう、ん。」

あんがいAは生きていた。もう指一本動かないけど。

(如月がいない。・・・死んだか?)


まあ、これぐらいで死ぬはずがないか。

そう考えなおして、Aは目を開けた。



今にも落ちてきそうな空だった。

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メイデーア - 初コメ失礼します!この作品めっちゃおもろいですね。ちな、私は夢主ちゃん大好きなんで如月さんは嫌いサイドです。すんません。中也さんに何故如月さんを好きになったのかとか聞いてみたいです★ (4月6日 20時) (レス) @page34 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - うっす、タピオカパンです。この度なぜか作品ページに飛べなくなったので、別名義で再ログインしました。ご迷惑おかけして申し訳ありません (2020年8月6日 14時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - Yukiさん» コメントありがとうございます!見てくれるだけでも励みになりますので、お気になさらず!・・・でも登録してくれるとうれぴーです! (2020年6月28日 11時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 面白いです!ログイン出来ないのでお気に入り登録できないんです(´;ω;`)更新待ってます!応援してます! (2020年6月28日 1時) (レス) id: f9f48108ec (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - 鮎さん» ありがとうございます!たまに生存確認してやってください(-ω-)/ (2020年6月21日 15時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タピオカパン | 作成日時:2019年9月20日 15時

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