想い ページ10
━━━え……?
Aはハクに抱き締められていた
「A、ありがとう。私もそなたが好きだ。本当にいいの?私と共に来ても。きっと帰れないよ。それでも………」
「いい。いいよ。帰れなくても。ハクと一緒にいれれば。私はハクと一緒にいくよ。」
「わかった。明日、発とう。」
「うん。」
明日、この世界から私はいなくなる。
その後、二人はサンドイッチを食べ、家に帰った
そして、ハクに油屋のことを詳しく教えてもらった
建物のこと、お客さまのこと、従業員のこと、そしてハクのこと
━━━明日、みんなともお別れ。
━━━さようなら
Aは明日の準備をした
ハクいわく、生活するものは一通りあるから、あとは自分で必要なものは準備した方がいいらしい
そして、この世界での最後の夜
最後の食事を終えて、二人はぐっすり眠った
次の日、二人は起きて、朝御飯を食べた
「さぁ、行こう!」
「うん!」
━━━さようなら……
「ここら辺で、開けているところはないかい?」
━━━開けているところ……そうだ!
「近くにグラウンドがあるの。こと時間だと、誰もいないはず!そこに行こう!」
二人は家を出た
Aは母にはなにも言わなかった
━━━いつかこんな日がくる。私はそれが少し早かっただけの話だよ……
グラウンドにつくと、
「うん。ここでいいよ。私はこれから龍になる。Aは私の上に乗って。しっかり捕まっててね。」
「うん」
すると、みるみるうちにハクは龍になっていった
━━━すごい……綺麗な龍……
Aはハクの上に乗って、角に捕まった
その途端、ハクは低空飛行に始めて、みるみるうちに高く飛んだ
━━━高いっ!でもいつもなら怖いのに、ハクだからかな……全然怖くない……
そして、ハクはAが学校でいつも眺めていた山の方に向かっていた
そして、あの山の入り口で着地した
そして、ハクは人間の姿に戻った
━━━ここ………
「この先から油屋に行くんだ。本当なら人間は入れない。………後悔はしないね………?」
「もちろん!行こう!」
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れんらん(プロフ) - すごく面白いです!更新お願いします! (2018年6月14日 20時) (レス) id: 0c5afdadd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin' | 作成日時:2017年3月11日 15時