出逢い━━━千と千尋の神隠し━━━ (ページ12)

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湯婆婆ページ12

進むと、そこには書斎のような部屋が現れた

そして、机には

━━━こ、この人が湯婆婆……？

お婆さんが座っていた

「なんだい。ハク。お前、生きてたのかい。しかも、人間を連れて帰ってくるとはね。」

「湯婆婆様、この者は私を助けてくれたものです。どうかお願いです。この者をここではたらかせてくれませんか？」

━━━あっ私も言わなきゃ

「おっお願いしますっっ！！ここで働かせてくださいっ！！」

「ほう。お前になにができる？」

「なっなんでもやります！掃除などは好きですし、細かい作業もできます！頭を使う仕事も得意ですし、その他にもやることがあれば、やり方さえ、教えてくだされば、なんでもやりますっ！！」

「ほう。役にたちそうだ。いいだろう。働きな。

湯婆婆がそういうと、紙とペンが飛んできた

「名前を書きな。」

「はっはいっ！」

Aは紙に『金子A』とかいた

すると、紙とペンは湯婆婆のもとにとんでいき、それを見た湯婆婆は

「Aというのかい。それじゃあ、お前は今日からりんだよ。いいね。」

━━━りん……

「はいっ」

「ハク、りんを案内してやりな。」

「はい。ではりん、ついてきなさい。」

「はいっ」

二人はエレベーターに乗って、下がっていった

そして、従業員の部屋らしきところに来た

ハクは一つの部屋の前で

「リン。いるか。」

と言った

すると、

「はーい。なんだよ。ハク様じゃねえか。どうしたんだ？」

「貴様、敬語を使わんか。上司だぞ。」

「はいはい。どうしたんですか。ハク様。」

「新入りだ。一班に入れてやれ。」

ハクはそういうと、Aの方を向き、

「挨拶しろ。」

と言った

「あっりんですっ。よろしくお願いしますっ。」

「りんかっ。よろしくな。ってかおめえ、人間か？」

「えっあっはいっ。」

「まじかよ。まぁいいか。もう慣れたわ。」

「りん、行け。私は仕事に戻る。」

「はいっ。」

━━━ハク、さっきからなんか違うな……