小恋。~小さな恋の物語~

え…嘘だ。え…夢じゃない？ ページ4

5月2日。今日は、4-1になってはじめての席替え。


岩「はい、くじ引きで決めますよ。1人ずつ棒を取りに来てください。」


『棒！？何で？』


岩「くじ引きは棒でしょ？」


『え、マジか。』


亜「やっぱりAはバカだな〜w」


『学級委員長がそんなこと言っちゃダメやで！てか、亜嵐くんの方がバカだからね！！』


玲「いや、Aもだろw」


「「「あははっ！！」」」


また皆に笑われた…でも、本当だもん！亜嵐くんよりも私の方が頭いいし！！…多分。


岩「早くしないと席替え6月にしますよ。」


『え、ダメダメ！皆早く取ろう！』


ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ


『っしゃ〜！！一番♪』


岩「教室走んな。あとくじ引きは一番に取りにこようが、なかろうが関係ない。」


『いいじゃん…岩ちゃん先生酷い！』ｼｸｼｸ


晴「あ〜先生がA泣かした〜！」


伶「先生酷い！これだから若い先生は…。」


岩「いや、鷲尾。それ誰目線だよ。」


『はい！皆早く取ろうね〜！じゃなきゃ岩ちゃん先生が…。』


何で皆のそのそと取りに来るかな？もっとｼｭﾊﾞｯって取りに来たらいいのに。あ、もしかして、皆走るの遅いとか？w


岩「俺が何だよ。はい、皆さん取りましたか？」


岩「では新しい席に机を動かしましょう！」


無駄にはりきってんな、おい。先生もはりきるものなのか？[？]がいっぱいでAちゃん、困っちゃう♪←


涼「まさかの席隣？」


『え…嘘だ。え…夢じゃない？これ。』


最悪だ〜！！片寄と席隣になっちゃったじゃん！！うるせぇ奴と隣とかありえない！あ〜マジ最悪。


涼「改めまして、片寄涼太です！よろしく！」


『…AAです。よろしく。』


涼「何でそんなにテンション低いの？いつもうるさいのにw」


『はぁ！？片寄さんの方がうるさいよ！』


岩「いや、確実にお前の方がうるさい。黙ろうね？」ﾆｺｯ


『…はい。さ〜せんした。』ｶﾞｯｸﾘ


涼「ははっ！がっくりしすぎw」


ﾄﾞｷｯ＿


待って…何でドキドキしたの？可笑しいのかな…私。


まさか片寄さんに恋した…とか？いや、絶対ない！私はずっと玲於くんと裕ちゃんと亜嵐くんが好きなんだから！


涼「片寄さんとか遠いな〜w」


『そ…そんなに関わってないので。』


涼「ふ〜ん、そっか。」


何か見つめられてる気がする。…気のせいか。ほっとこう！←


涼「まぁ、よろしく！」ﾆｺｯ


ﾄﾞｷｯ＿


心臓がうるさい。片寄さんが好き…とか？ない…か。

かえして、上げる。→←片寄涼太！？え、誰。

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