また私が泣かせちゃった。 ページ16
涼「あ〜確かに！龍友のこと、数原さんって呼んでるね！」
『…うん。』
涼「…どした？」
『何故かは分かんないけど、数原さんを思い出すと怖くなってきた…。』
見た目がすっごく怖いんだもん！睨まれてる感じがするし！笑った顔なんて見たことないよ！！…第一、興味ないもん。
涼「龍友はさ、見た目怖いけど…中身は案外いいやつだぜ？」
『喋ったこと一度もないから分かんない！』
涼「また今度喋ってみたら？…ねぇ、俺ら…ずっと立ってない？w」
『…本当だ！気付かなかった！ww』
保健室に入って一度も座ってない私達。今の今まで気付かなかったってすごくない！？…てか足、めっちゃ痛いんですけど。
涼「足、大丈夫…？あ、俺が見てあげる！」
『え…いや、いいよ！そんなに痛くなくなったし！大丈夫！』
涼「大丈夫じゃないでしょ？いいから、ベッドにでも座ってて！」
『は〜い！』←
片寄が足見てくれるとか…無理だよ！絶対、無理無理！！恥ずかしすぎるじゃん、私の足が溶けちゃうよ！ある意味ホラー。
『あぁ〜足痛い…。』
涼「保冷剤あるかな……ないし！」
『一緒に探すよ！私の怪我だし！』
涼「ありがと〜！…あった。」
『え！マジか！どれどr…！』
走ったら、まさかの転倒。そりゃあね、足痛いのに走るから悪いんだよ。あ〜痛い痛い。ま、保冷剤見つかったからいいっしょ。←
涼「何で走ってくるの！足がもっと痛くなったらどうするの！？入院しなきゃいけない場合もあるんだよ！？」
『…ごめ…なさ…っ…』
涼「だから！Aはもっと自分を大切にしなよ！分かった？」
『っ…』
ﾀﾞｯ
片寄に怒られたら、すごく胸が苦しい。私が怒らせちゃったから…。ここに居たくないって気持ちでいた。だから走ろうとした…んだけど。
涼「逃げんな！」ｷﾞｭｯ
『…！？』
涼「俺は…ただ、Aを思って言った。決して嫌いだからって、怒ったわけじゃない。俺は本当にAを思っ…て…。」
…また泣いちゃった。泣き虫なのかなって思う反面、また私が泣かせちゃったって思う。私のために怒ってくれたのかな。…嬉しい。
『…自分をもっと大切にする。だから泣かないで？』ｷﾞｭｯ
涼「…！？…本当に？」
『うん！』
どうしたら泣きやんでくれるのかを、必死に考えた結果がこれ。
片寄がしてきたことをそのまま返すこと。抱き付いてきたんだよね、片寄。だから私も…抱き付いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ペロット(プロフ) - すごい好きです！更新がんばってください( 〃▽〃) (2017年4月1日 20時) (
レス) id: 5da238d020 (このIDを非表示/違反報告)
涼太*love - マリオさん» そうですか^^*応援してくれてありがとうございます！！ (2017年3月25日 9時) (レス) id: 33b56bd482 (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - 私も涼太くん大好きです！頑張ってください(o^^o) (2017年3月24日 22時) (レス) id: 92480d0cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：涼太*love | 作成日時：2017年3月24日 18時
