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うん。瞬間移動してた。ほんとに。ガラッと景色変わった。こあい。これ私の知ってる現代日本じゃないんだけど。いや、お兄ちゃんがどこからともなく剣出してくる時点でおかしいとは思ったけどさ…
「ちょっとらっだぁ!TPする前は言えって!!Aちゃんびっくりしてんじゃん!!」
「マ?てっきり俺らの部とかこの学校の仕様知ってて来たのかと思って……えへへ」
楽山先輩…だっけな?がわざとらしく、誤魔化すように頭を掻く。一応創造性の豊かな〜とか独創的な生徒でも〜とかあったのは見てたけどガチとは思わんやん。だってここの高校くる同級生私以外にいなかったわけだし。…もし分かってたとしても驚かないほうがすごい。
「っ、わ……」
「おっと。大丈夫?」
よろめきかけた私をそっと支えてくれる。あんなにめんどくさがってたのに優しすぎか?あと距離が近いし声がいい。何だこのイケメンほんとに。いや、先輩だからかっこいいのは自然の摂理だけども。
「コンちゃん先輩…!!好きです、結婚してください。」
「あ〜やっぱり助けなきゃ「嘘!嘘ですありがとうございます!!」…よろしい。」
余計なこと言うから、なんて言って腕を離される。よく周りを見てみると洋館の中にいて、更に文字のようなものが浮かんでいる。何だっけ。VRみたいな感覚…だけど、もう少し現実味がある。後触覚も。どう見ても学校内ではないのに、不思議と安心する空間だ。
「…『えへ殻』……?」
「それはらっだぁ…まあ青鬼部のファンとか参加者が言うてるコメントやな。まあ適当によろ、とか初めまして、とか打ってみーや。」
「え?どうやって…」
「こーやって。見えるでしょ?キーボード画面。」
コンちゃん先輩が私の目の前で拳を開くように動かすと、目の前に電子キーボードのようなものが出てくる。近未来的すぎる。私が試しに”初めまして、よろしくお願いします”と打ってみると一気に目の前が”yoro””kon”などの歓迎のコメントで埋め尽くされる。…ちょっと嬉しい。
「てかお前ら俺の時と対応違くね!?もっとぶちょーに優しくしろ!!」
<ひろし>ha?
<ひろし>muri
<ひろし>ha?
<ひろし>ha?
<運営>Midorikun>dareomae
「おい緑色!!このシステム作ったかr[radaokun left the game]」
「…気にしないで。あれ、いつものことだから」
「部長消えたのに!?」
やばこの部活。(引)
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badendingが好きすぎる人(プロフ) - ハ?!いつの間にか4周シテイル?! めちゃくそ面白いです。‼︎ (2月1日 0時) (レス) @page28 id: 724ff2d77d (このIDを非表示/違反報告)
なるる☆ - もうこの小説5週目ですよ面白すぎません?続きが出るの楽しみにしています! (2022年1月12日 18時) (レス) @page28 id: bc65b9d234 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やばいです好きすぎますオタク心を分かってるコンさん小説は需要しかなさすぎます!!!ありがとう (2022年1月12日 3時) (レス) @page28 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
りあみ - 夢主ちゃんがすっごい面白いwあとこんちゃんが純粋でw早く付き合って幸せに爆散しろと思いました(^▽^)/ (2021年11月24日 22時) (レス) @page28 id: 0c25e5a716 (このIDを非表示/違反報告)
くろいろ - はじめまして、好きです。いやまじでなんなんですか神なんですか?アッスイマセン更新頑張ってください!応援してます! (2021年8月11日 15時) (レス) id: 30e4e21efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょごす。 | 作成日時:2021年7月8日 5時