お付き合いを前提に結婚してください！！！

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「えー…ｴﾍﾍ」

「俺ﾉ真似ﾉﾂﾓﾘ？ｿﾚ」


全然似てない、とめちゃくちゃ後ろのニット帽被ってる人に爆笑されてる。クソムカつくな、一発殴るか(物騒)。…ほんとにはしないよ？何てったって私はか弱い一年生ちゃんだからね！


「か弱いは嘘でしょ」

「コンちゃん先輩辛辣すぎません？？？」

「そんなことないよぉ」


かわいいから許した。絶対嘘なのはわかってるけどかわいいはこの世の正義。そんなふうに会話をしていると、黒い帽子…マイクラのガストみたいな？をつけた人が、ここじゃ邪魔だから、と移動を勧めてくれた。たしかし。私のせいでコンちゃん先輩の評判が下がったりすることだけは避けたい。
とりあえず、校門から出よう。

＿＿＿

と、いうわけで…まあ兄も関わってるし、自己紹介タイムをすることに。


「改めまして…いつも兄がお世話になっております、Aです。コンちゃん先輩とお付き合いを前提に結婚する気でいます。」

「紺民海です、ちゃんづけを許した覚えも結婚の予定もないです。ﾀｽｹﾃーー！！」

「ぶっ、ははは！！！めっちゃ懐かれてんじゃん！！よかったねぇコンちゃん……っくw、あ、楽山修也でーす。俺たち5人で青鬼部の”運営”…つまり仕切る役割やってる！まあ俺が部長だけどな！！」

「プラ…あー、システムみたいなん作ったんは君んとこのお兄さんやで。な？どりみー。…ま、さっき言い忘れたけど、俺は金豚京。きょーさんとでも呼んでや。」

「ご、ごめんねさっきは笑っちゃって…でもコンちゃんって普段厄介なファンも回避したり宥めたりするのが上手いからさ、珍しくて……東雲れう、レウとかでいいよ。緑くんいない時は俺に頼ってくれればいいから」

「ｵﾏｴﾉ兄。ﾅﾝﾃﾞﾖﾘﾆﾓﾖｯﾃｺﾝﾁｬﾝﾅﾉ？BANｽﾙｿﾞ」

「わあメンバー濃い。お兄ちゃんやめて。」


お兄ちゃんや紳士(いや突然寸劇始める人は紳士ではないか？)に見えるコンちゃん先輩がこんな濃いメンツの一人だったとは。顔見知りですらないと思ってたのに。あとまともなのレウ先輩しかいない。……ってか、今きょー先輩とんでもないこと言わなかった？そもそも青鬼部って何だよって話なんだけども。…多分本家青鬼じゃないよね？


「ご名答！！」

「うわ声でか」

「ひどいーん。…ま、青鬼部は…見たほうが早いよ、な！」

「え、らっだぁこの子入部させる気？」


コンちゃん先輩がマジで？と言う前に、私、いや私たちは…瞬間移動していた。

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