お付き合いを前提に結婚してください！！！

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映し出された画面には生徒会の面々。チーム縦割りはクジで6クラスを6色に分ける方式で引いていく…ってコンちゃん先輩が画面の向こうで言ってた。くっ。生徒会羨ましい。次生徒会に立候補しようかな。…ベタベタくっつくなそこのやつ！！！名前知らんが！！！


「いやただ会話してるだけだよ……？」

「ガチ恋同担拒否だから…」

「私の友達ちょっとやばいかもしれない」


むしろ気づかれてなかったことにびっくりした。いや、絶対今のは寄りすぎだった。私の目を見過ごせると思うなよ(？)
次々に引かれていき、次はうちのクラスだ。ちなみに2-1は橙。橙頼むから来てほしい。物欲センサーとか私の概念にないから！！！！！


「あ、うちは緑だって」

「おあああああああああガッデム！！！！！！」

「縦割りは2-3と3-5だね、先輩と仲良くなれるといいな」


さては白湯さんスルースキルを身につけ始めたな。
頭を抱えて呻いてる私を気にせず、流れはそのまま種目決めに移り始める。生徒会長(当然だけど名前は覚えてない)の声を皮切りに、LHRが始まった。ツッコミくらいくれたってよくないか。
……あれ？2-3ってなんか聞いたことあるな…なんだろ。まいっか。


＿＿＿その頃、紺民は


「おー、離れたな、あの子と」

「きょーさんまでそんなこと言い始めるなんて…」

「いやぁ、コンちゃんいじれるんそうそう機会ないからなあ。すまんすまん」


教室帰ってきて早々これか。謝り方が笑いながらだし軽いんだよなあ…きょーさんだし別にいいんだけどね。最近、書類作業といいこういうイベントといい、俺に優しいこと少なすぎない？勉強会は俺が連れてったし文句ないんだけど。
ちなみに離れて悲しい＞＜とは一ミリも思ってないよ。ほんとだからね。


「俺ら何出る？リレー？」

「俺が運動好きじゃないの知ってて言ってる！？」

「んはは、冗談やて。でもなあ、どうせならおもろいのがいいな」


ちら、と周りに目配せするきょーさん。目が完全に893。言わないけど。…てかここの体育祭で面白い競技とか、あれしかないじゃん。俺、体育祭は裏方でいたいんだけどな。仕方ない。クラスの期待は裏切れないし。
流されるまま、推薦された競技に出ることになってしまった。

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