★ ページ21
佐久間side.
｢ﾋｭｯごぼごほっ！ｾﾞｯﾋｭｯ｣
苦しいっ…辛いっ…
康ニ達にもバレちゃった…
阿｢大丈夫だから。俺の呼吸にゆっくりでいいから合わせて？｣
｢っ…ﾋｭｯﾋｭｯ｣
そう言われて…
阿部ちゃんを見ながら呼吸を整えようとするけど…
｢ﾋｭｯ、ふっ…ごほっ｣
阿｢ゆっくり…｣
中々呼吸が落ち着かないっ…
苦しいっ…
ｶﾞﾁｬｯ
深｢鞄持って来た！阿部ちゃんこれっ！｣
阿｢ありがとうふっか！
佐久間？これ…落ち着いて吸ってね？｣
そう言って口元に持ってきてくれたのは吸入器
何があってもいいように常に俺の鞄に入ってるもの…
｢ﾋｭｰっ…すーーっ！ごほごほっ！｣
康｢佐久間君っ…｣
ちらっと康ニ達の方を見ると、3人とも泣きそうな顔で俺の方を見てる
｢ごめっ…｣
阿｢無理に喋らないで｣
翔｢……これ、念の為病院連れてった方がいいよな？｣
照｢…あぁ。俺、マネージャー呼んでくる｣
大丈夫って言葉は声に出なくて…
喘息を起こした後は物凄く疲れて…
どんどん瞼も重くなってくる
阿｢大丈夫だから寝てていいよ｣
｢っ……｣
阿部ちゃんの優しい声を聞いて
俺はそのまま瞼を閉じて眠った_________……
,
ラ｢凄く心配したんだからっ！｣
｢…はい。ごめんなさい…｣
康｢言っとくけど皆もやからな？こんな大事なこと黙っとったんやから！｣
舘｢ごめん…｣
目を覚ますと腕に点滴が繋がってて…
すぐに康ニ達3人から説教が始まった
声は怒ってるけど、表情は悲しそうな顔をしてたから…俺は素直に謝り続ける
阿｢…佐久間ごめんね？スランプなの分かってに、こんなになるまで何もしないで…｣
｢…いや、悪いのは俺だから…皆本当にごめんね？｣
照｢…もう無理はするなよ？｣
目｢次同じような事やったら許さないから｣
｢……はい…｣
それから…
スランプで納得のいかない俺に何も文句を言わずに付き合ってくれたり
無理しそうになったら無理矢理止めて休ませてくれたり
おかげで喘息も問題なく、スランプもいつの間にか克服出来てた
…一人で悩んでた自分が馬鹿みたい
けど、今回の事で皆の…仲間の有り難みを改めて実感する事が出来たから
悪いことだけじゃなかったと思う
心配かけた皆に言ったら怒られそうだから、皆には言わないけどね！
-End.-
読んで下さり、ありがとうございました‼
久々の短編投稿^^;
こちらに関しては、これからも不定期での投稿になります。
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メイ@(プロフ) - ◆◆現在はリクエストを受付してません◆◆別作品も書いてるので…(^_^;)少ししたらまた再開させて下さい。このコメントが消えてたらリクエスト受付再開しておりますm(_ _)m (2020年5月21日 19時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2020年5月21日 18時
