話 ページ7
G「・・・話・・・だと?」
Gからはもう、警戒心が全く見れなかった。
あ「そう、話♪ 大丈夫だよ。すぐに終わるしさ」
G「・・・何の話かは知らねーが、ジョットと話したらどうだ?
ジョットはお前と話したがってたぜ?」
あ「・・・丘の上で昼寝をしていたら、ジョットがやってきたんだ。
そのままほったらかしにしてたから、あんまり話したくなくてね。
あー、君との話は、伝言だ」
G「伝言・・・?」
あ「そう。ジョットに伝えてくれ。
『僕は―――君の守護者になる気はない』って」
この言葉が、Gに強い衝撃を与えたようで・・・。
G「なん・・・だと?」
あ「『守護者になる気はないから、他の人を風の守護者にしろ』って伝えてくれ。子供じゃないんだし、できるだろ?」
Gは、歯を食いしばり、
G「できる、できないの問題じゃない!ジョットを苦しめることになるんだぞ!?・・・今のこの状況だって、あいつはお前のために・・・すっごく苦しんでるんだ・・・!!」
悔しそうに俯く。
そんなGを、僕は静かに見つめ口を開く―――。
あ「・・・確かに、ジョットは苦しんでたよ。さっき見たときもね。
でも、・・・彼の苦しみと同じくらいの苦しみを僕に味合わせたのは、・・・君らだぜ?」
G「っ・・・。・・・だから・・・あいつは、お前の苦しみを自分の苦しみに変えようとしてるんだ・・・!」
Gは、ほんとにジョットを大切に思ってるんだな・・・。
ん・・・?誰か来た? 誰だろう・・・。
あ「G、誰か来たから、僕帰るよ。またね」
小刀を使い、Gの縄を切る。
そして気配を消し、幻覚で身を隠そうと――――――。
G「待てよ。話は終わってねえ」
ガシッと腕を捕まれる。
―――帰れなかった・・・。
あ「・・・僕の話は終わったよ」
G「俺の話は終わってねえ」
無言で数秒考えてから、
あ「何?」
話を聞く、という結論になった。
G「ああ。まず―――」
Gの言葉はさえぎられた。
いや・・・、Gが話すのを止めた。
理由?・・・簡単だよ。ある人物が、この場に立ち会ったから。
あ「―――今日は、会うつもりはなかったんだけどなぁ・・・」
会っちゃったものは仕方がない。話を終わらせて、速く帰ろう・・・。
あ「まあ、久しぶり。―――――ジョット」
部屋は、沈黙で満たされた。
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桜蝶 - とても面白いです(*^^*)応援しています!更新頑張ってくださいね! (2014年11月24日 17時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルー - 続き、描いてください( ノД`)… (2013年11月4日 20時) (レス) id: df036c3437 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - mioです。 続き待ってます (2012年11月23日 13時) (レス) id: 9bf7695192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地球 | 作成日時:2012年4月4日 21時