いたずら ページ6
会議室だった場所は、今も会議室だった。
しかし、会議中もそうでないときも閉めっぱなしだった扉が珍しく開いていた。
中を覗き込む。
そこにいたのは、自分の幼馴染・G。
どうやら、仕事の真っ最中。
―――ちょっと驚かそうかな―――
そんな考えが頭をよぎる。
うん。面白そうだ。決定。
・・・でも何して脅かそう?
G「・・・ふう・・・」
・・・ため息? 仕事終わったのか・・・。
!いいこと思いついた♪
Gは、ジョットの部屋に終わった書類を届けようと立ち上がった。
G「っ!?」
その瞬間、強い力に腕を捕まれ、ぐいっと後ろにまわされ動かなくなった。
G「なっ・・・!」
それは、AがGの腕をつかみ、後ろに持ってきてひもで結んだから。
―――作戦成功♪
心の中で喜んだ後、急いでアジト全体の気配を探る。
このアジト無駄に広いからな・・・。
・・・うん。よかった。Gと僕以外はこのアジトにいないね・・・。
確認した後、幻覚をとき、気配を戻す。
G「気配を消していたのか・・・!」
あ「・・・どうかな。僕の存在に気づかなっかたのは、君だぜ?」
口調を少し変え、低いトーンで喋る。
このくらいじゃあ、気づかないだろ。
さーて。もっと楽しみたいな・・・。
そう思った僕は、さっき自分の部屋から取ってきた小刀を取り出し、Gの首筋に当てる。
もちろん、殺すつもりは無い。
これはただのゲームに過ぎないのだ。
G「・・・っ。
・・・用件は何だ?」
Gの額に汗がにじむ。
・・・おそらく、目的を聞く少しの間、この状況の突破口を探すんだろう。
あ「さぁね。・・・どうだ?突破口は見つかったか?」
G「!!」
言葉が出てこないから、図星ってことか。
G「・・・お前は誰だ?
・・・・・・もう一度聞くが、目的はなんだ」
あ「僕のことか・・・。それに目的ね・・・」
顎にてをあて、考える振りをした後、すぐにこう言った。
あ「目的は、ただのいたずらだ。どうだ?警戒心は和らいだか?」
G「・・・和らぐわけねーだろ・・・。ふざけるのも大概にしとけ」
あ「ふざけてないけどな・・・。もういい・・・。見たほうが速いぜ」
小刀をしまい、Gの前に出る。
あ「ヤッホー♪久しぶり。僕の幼馴染さん♪」
手を上げて、軽く挨拶をする。
G「A・・・。何で・・・こんなことをした・・・」
Gの声は怒りを帯びていた。
あ「怒るなよ、G。少し、話をしないか?」
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桜蝶 - とても面白いです(*^^*)応援しています!更新頑張ってくださいね! (2014年11月24日 17時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
ブルー - 続き、描いてください( ノД`)… (2013年11月4日 20時) (レス) id: df036c3437 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - mioです。 続き待ってます (2012年11月23日 13時) (レス) id: 9bf7695192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地球 | 作成日時:2012年4月4日 21時