【短編集】ヤン時々デレ【実況者】 (ページ12)

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運営緑色ページ12

※学パロ

───彼視点───

『おはよ、みっどぉ！』

「ﾝ、ｵﾊﾖ！」

俺の隣で、きらきらの笑顔を振り撒いている彼女の名前はA。
幼稚園の頃からの大切な幼なじみで、唯一の親友…別に陰キャなわけじゃない、友達を作らないだけ。

Aのことなら何でも知ってる！
身長体重・交友関係・ついやる癖……何時に何をしているかとか。
大切な幼なじみで親友だし…これぐらい知ってて普通でしょ。

「Aー」

『ん、何みっどぉ？今日は一緒にゲームできないよ？』

「……え？」

何で？
今日は部活も委員会の仕事もない日なはず。

もう一緒にやりたくない？それとも、俺とじゃなくて他の人とやるとか？
……Aがそんなこと、言わないか。

「何ﾃﾞ、今日ﾊ部活ﾓ委員会ﾉ仕事ﾓﾅｲﾃﾞｼｮ！」

『何でそんなこと知って……
ま、いっか。今日、放課後先輩に呼ばれてるの。』

「……男？女？」

『え？まぁ…男だけど。みっどぉには関係ないでしょーw』

「はぁ？」

男の先輩？
……あぁ、最近やたらと一緒にいるあの先輩か。

あんなやつ、危ないに決まってる！俺がAを守ってあげなきゃ……

「行ｯﾁｬ駄目。何ｻﾚﾙｶﾜｶﾝﾅｲ！！」

『え、えぇ？そんな、大袈裟だよーw同じ部活の先輩だし！』

「絶対駄目ｯ！！ｿﾝﾅﾔﾂﾎﾄﾞ、何ｽﾙｶﾜｶﾝﾅｲ！！
ﾈｪ、今日ﾊ一緒ﾆ帰ｯﾃゲームｼﾖ。」

『うーん……確かに、みっどぉが言う通りかぁ…また今度部活に行けば会えるしね。その時に聞けばいっか！
じゃあ今日は一緒にゲームしよ！』

「ｳﾝｳﾝ、ｿｯﾁﾉ方ｶﾞｲｲﾖ！今日ﾊ何ﾉゲームｽﾙ？」

『気が早いよみっどぉwほぼ毎日一緒にゲームしてんじゃんww
でも、もう決めといちゃうか！今日は何やろうかなー？』

ちゃんとAのことだけ見てるから。
Aのこと、もっとたくさん知るから。
Aに近づくやつは、みんな排除するから。

だから、Aはそうやって…俺の隣でずっと笑ってて。
───その笑顔を、俺にだけ見せてね。

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ランキング70位ありがとうございます。
まさかこんなに伸びると思ってなかったのでびっくり…