彼女〜DH side〜 ページ3
僕らのグループはそれまでと大きく変わったのはこの1年の間だろう。
去年出した曲が驚くほど多くの人に聴いてもらえて、生活がだいぶ変わった。忙しくて忙しくて、朝から晩まで何をしてるのか自分でもわからないような……
でもそれまでに比べたらありがたく、ぼやいてなんていられない。今こそ大きくなる時なのだ。
そんな忙しさの中で、彼女と会うのがだんだんと難しくなってきた。そして今スキャンダルは命取りになることもよーくわかっている。僕は意を決して、彼女に別れを告げることにした……今は何より活動が一番なのだ。
彼女「だからわたしは会えなくても良いって言ってるじゃん！だから別れるなんてムリ！！」
DH「いや、やっぱり会えないのはお互い辛いし、最近は会ってもケンカばっかりだし……これからもっと忙しくなると思うんだ。お互いのためにも……」
彼女「嫌よ！なんでこれからもっと有名になるあなと別れるわけ？？わたしは有名人の彼女でいたいの！」
DH「………」
堂々巡りの会話。単純にこの子は「僕」という人間ではなく、「ドンヘ」というブランドが欲しいということがよくわかった。やっぱりもう付き合えないな……
目の前で騒ぐ彼女の声がだんだんと大きくなる。ここは喫茶店で、来てる人は静かな環境を望んでいるのに、迷惑をかけてるな……
DH「もうやめよう。僕はもう君を好きじゃない」
彼女「は？何言ってんの？そんなことは問題じゃないのよ！」
もう言ってる意味がわからない。
DH「もう会わないから。連絡もしないで」
彼女「何勝手なことばっかり！もういいわよ！さようならっ！！！」
と言った瞬間、彼女はテーブルの上にある水の入ったグラスをこちらに向けて放った。
こんな時、ダンスをやってて良かったと思う。反射的にかかりそうになる水を避けたのだ。
肩が少し濡れたくらいで、そこまでの被害はなかったことに更に怒った彼女は、顔を真っ赤にしてその場を立ち去った。
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ショウ(プロフ) - 姫稀さん» 初めまして！！コメント、ありがとうございます(^^)なかなか続きが書けなくてスミマセン(TT)頑張って描きたいと思いますので、よろしくお願いします☆ (2019年1月16日 22時) (
レス) id: d081c4e4ab (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - 初めまして。姫稀と申します。此れからどうなるのかドキドキです。優しいヒロインちゃんが、この出会いでどんな運命になっていくのか楽しみにしてますね(^o^)v (2019年1月16日 19時) (レス) id: 4780cea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレ | 作成日時：2018年11月21日 0時
