喫茶店 ページ1
まだ暑い日の続く、ある日曜日の午後
わたしはある場所に向かっていた。
そこはわたしの大好きな場所で、いつも仕事がひと段落するとそこに行く。
その場所とは……喫茶店だ。
コーヒーを飲むならオシャレなカフェ♪を利用する人がどんなに増えても、わたしはこの喫茶店に通い続けている。
昔ながらの、ドアを開けるとカランコロンと音がする。わたしはこの音も好きだ。
マスター「いらっしゃいませ……って、なんだAか」
「叔父さん、お久しぶりです(^^)」
マスター「本当3ヶ月ぶりか？元気だったか？なかなか顔を見せないから心配してたんだぞ？」
「スミマセン……色々忙しくて(^^;)
あ、いつもの席は……先客がいますね。こっち、良いですか？」
マスター「あぁ、どこでも好きなところ座れ(^^)何飲む？」
「じゃあアイスオレ、お願いします」
マスター「席まで持って行くから、待ってな」
？？「あんた！ちゃんとお代はもらうんだよ！！」
苦笑いをしながら、わたしは空いていた席についた。いつもはお店の奥の角がお気に入りの場所なのだが、今日はスーツの若い男の人がパソコンを広げて何やら作業をしている。
すぐには空かないだろうから、わたしはお店に入ってすぐの右側の席に座る。
後ろには若い男女が、少し揉めているようだ……若いのに喫茶店？と、ちょっと場違いな気もしたが、側からみればわたしも十分場違いなのかもしれない。
ま、周りのことは関係ないし……と、机の上に履歴書を出し大人しく書き始める。
面接までは少し時間がある。ちょっとゆっくりした時間を過ごしてから行こっと。
マスター「おまたせ。お、また面接か？大変だな……何もできなくて悪いな」
「そんなことないですよ(^^)美味しいコーヒーいただけるし」
マスター「無理だけはするなよ？変わりはないのか？」
「特に……でも、大丈夫です！わたし、元気だけが取り柄ですから」
そう、今しかできないことを精一杯やるしかないのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショウ(プロフ) - 姫稀さん» 初めまして！！コメント、ありがとうございます(^^)なかなか続きが書けなくてスミマセン(TT)頑張って描きたいと思いますので、よろしくお願いします☆ (2019年1月16日 22時) (
レス) id: d081c4e4ab (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - 初めまして。姫稀と申します。此れからどうなるのかドキドキです。優しいヒロインちゃんが、この出会いでどんな運命になっていくのか楽しみにしてますね(^o^)v (2019年1月16日 19時) (レス) id: 4780cea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クレ
| 作成日時：2018年11月21日 0時
