JO1の生活マネージャー (ページ2)

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何か言い争っているような声が聞こえて、目が覚めた

リビングの前でこっそり聞いていると…

母｢Aを男だらけの宿舎に入れるだなんて… ちゃんと説明してちょうだい！｣

父｢こればかりは仕方なかったんだよ…｣

えっ？私を男だらけの宿舎に？？

驚いた私は思いっきり音を立ててしまった

父｢A、起きてたのか。おはよう。｣

『おはよ、そんなことより男だらけの宿舎にって、どういうことなの？！』

父｢父さんの友人で芸能事務所で働いている人がいるのは知っているだろう？どうやらそこの所属アイドルの生活管理をする人が居ないらしく、色々大変みたいなんだ。それでAに手伝って貰えないかって頼まれて…｣

母｢まさか勝手にOKしたんじゃないでしょうね｣

父｢深い仲の友人だから…断れなかったんだよ…｣

母｢もう！勝手に何やってるの！Aの夢はどうするのよ！｣

私は現在18歳。進学しているわけでもないし、就職しているわけでもない。

その理由はただ単に自分がやりたいことを見つけられなかったから。

興味のないことを学ぶよりも自分が本当にやりたいことを探すことが大事だ、と両親は言ってくれた。

自分のやりたいことを考えていく中で、料理が好きだから食品に関わる仕事をしたいという夢を持ち始めた。

その夢に向かって頑張ろうと思っていた時にお父さんが友人の無理難題をOKしてしまったというわけ…

母｢私はAを男だらけの宿舎に入れるなんて、心配すぎてできないわっ！｣

父｢可愛い子には旅をさせよ、ってよく言うじゃないか｣

母｢それとこれは別よ！！｣

良かった… お母さんが許すわけないもんね(笑)

お父さん、力になれなくてごめん(笑)

父｢実はその事務所は海外に繋がりがあるらしくて、この件を引き受けたら、日本の書道と茶道について紹介する場を設けてくれるらしいんだよ｣

母｢あ、あらやだ！そうなの？｣←茶道家

父｢世界にもっと広めるチャンスなんだ！！｣←書道家

母｢そういうことなら早く言ってちょうだいよ！私はAに生活マネージャーをお願いすることに賛成よっ！｣

え？待って？お母さん？？

娘のこと簡単に裏切ったよね？？

母｢生活マネージャーなら料理とかもするんでしょう？｣

父｢Aにぴったりじゃないか｣

絶対拒否権ないやつじゃん

立花 A、19歳。アイドルの生活マネージャーをすることになりました(？)

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