明日 ページ48
夏休みに入って数日。
それなりに充実した休日を送っているが、当然ながらあれから先生とは会えていない。
学生は休みだけど大人はそうもいかないのだ。
でもメールは送ってる。
家族と行った海の写真を送った時は『Aの水着姿見たいな〜』なんて返信が来たけど…まあ当然そんなもの恥ずかしくて送れない。
でも、そんなメールが送られてくることを幸せに思ったり…
母「なんだかAうれしそうね」
A「え？…な、なにが？」
母と晩ご飯を食べてると、不意にそう言われた。
そんなに顔に出ちゃってたか…？
母「わからないけど、さっきからニコニコしてるなと思って」
A「気のせいでしょ
なんでもないよ」
母「そう？なんだか明るいと思ったんだけど」
お母さんには悪いけど、先生との約束だからね。誰かと付き合ってるってこともナイショ。
A「ごちそうさまでした。部屋で課題やってるね」
母「そう、わかった」
駆け足で階段を上がり部屋に入る。
もちろん課題をするというのは嘘だ。私はそんないい子じゃない。
なら何をするのか？そんなことは簡単である
A「もしもーし、先生？」
シャンクス『だから二人の時はその呼び方やめろって言ったろうが』
そう。シャンクス先生と電話をするのだ。
たまにこうしてスピーカーから先生の声を聞くと先生と付き合ってるということが夢でないことを思う。
A「あのね、今日買い物行ったらね、……」
話すことなんて色気のないただの雑談。
でも先生は優しく相槌を打ってくれるし、楽しそうに笑ってくれる。
その笑い方は無理してるような笑い方じゃなくて、自然な笑い声。
シャンクス『ハハハッそりゃ災難だったな！』
A「ホントだよぉ……もう私もどうしていいかわかんなくってさー」
シャンクス『まあそうなるわな。
…あ、そうだ。ちょっと聞きてェんだけど』
A「ん？どうした？」
シャンクス『暇な日ってないか？』
A「私が暇な日？まあ…明日とか。
親も用事で遠くに行ってその間私留守番だし」
シャンクス『じゃあ明日そっち行くな』
A「…ん？何しに？」
シャンクス『そ、そりゃお前……で、デートに決まってんだろ！言わせるなよ恥ずかしい…』
A「でッ…！？」
突然のことで一瞬頭が真っ白になった。
デート…そ、そうか。付き合うってそうだよね…デートするよね…
シャンクス『…じゃ、明日家にいろよ。じゃな』
ツー…ツー…
A「ええ…」
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如月 - これからも頑張ってください！ (2018年9月20日 13時) (
レス) id: 699e158105 (このIDを非表示/違反報告)
ひゆり(プロフ) - 如月さん» お返事遅れてすいません！ありがとうございます！ (2018年5月15日 13時) (レス) id: 6cacd26493 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 面白かったです！！更新頑張ってください！ (2018年5月6日 14時) (レス) id: 699e158105 (このIDを非表示/違反報告)
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