私もあなたを、 ページ45
A「ん…？」
急なことに脳が追い付かない。
え？先生今なんて言った？
A「…もう１回お願いします」
シャンクス「おいおい２度も言わせるなよ
意外と勇気振り絞ったんだぞ？
ちゃんと聞けよな」
動く車はタイミング良く赤信号で停車した。
先生はハンドルから手を離し一拍置くと、上半身を横向きのままこちらに寄せこっちを向いた。
シャンクス「…おれは、Aのことを生徒としてではなく一人の女として好意を抱いてる。…好きだ」
A「お、あ…」
シャンクス「ダメなのはわかってる
教師と生徒だもんな
お前もそんなつもりはないだろう。
だが、どうしても…」
A「わっ私も先生のこと…
す…！…すきです！」
興奮と動揺で口が思うように動かない。
手も震えてるし、目だって忙しなく動いてるだろう。
でも、今この人は私に好きだと言ってくれた。確かにそうやって口にしてくれた。
その事実がどうしても嬉しくて…
シャンクス「ま、まじかよ…本当か？」
A「う、うん…
先生の方こそ…本気？」
シャンクス「おれ冗談のつもりで…」
A「…はあ！？じゃあ今の私の告白返せ！！」
シャンクス「嘘嘘嘘！！本気だよ本気！
暴れんなって！」
A「……まさか、先生に好きって言われるなんて思わなかった」
シャンクス「おれも最初は言うつもりなんてなかった…
それより本当か！？Aもおれのこと…！」
A「ほ、ほんと…」
すると先生は、段々と笑顔になり
両手に拳をつくりジタバタと暴れ出した。
そんな暴れると危ない！
A「なにをそんな…
あ、信号かわりましたよ」
シャンクス「お。おう」
再び動き出した車内には、変な空気が流れている。
…えっと、どうしたらいいのかな
シャンクス「A、おれと付き合う勇気はあるか？」
A「勇気…？」
シャンクス「おれと付き合い始めたらきっと辛いぞ？会おうと思っても会えなかったり、誰にもおれらのこと話せないし、バレないよう親にも嘘を吐かなきゃならねえ。
…それに年が離れ過ぎてる。
だから価値観のズレが生じるだろうし…」
ああ、確かに…。
先生はそこまで私のことを考えてくれて…
A「でもそれはお互い様じゃないですか
大変なのは私だけじゃない。
私はその勇気は正直あまりないけど」
シャンクス先生となら平気、と真っ直ぐ目を見て言った。もっとも先生は前しか向いていないけど。
シャンクス「…よろしくな」
A「こちらこそ」
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如月 - これからも頑張ってください！ (2018年9月20日 13時) (
レス) id: 699e158105 (このIDを非表示/違反報告)
ひゆり(プロフ) - 如月さん» お返事遅れてすいません！ありがとうございます！ (2018年5月15日 13時) (レス) id: 6cacd26493 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 面白かったです！！更新頑張ってください！ (2018年5月6日 14時) (レス) id: 699e158105 (このIDを非表示/違反報告)
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