親しみを込めて ページ25
翌朝。
先生に会うのが楽しみすぎて今日は早く家を出てしまった。
朝も早くに目が覚め、乗るバスも一本早い。
結果学校に早く着きすぎて教室には誰もいない状態だ。他の教室にはちらほらといるけど、さすがにこの時間ともなると登校してきている人は少ないらしい。
今日も先生からお菓子を貰える…！
A「……ヒマだ」
誰もいないからすることがない。
ケータイをいじってみるけど、別に用も何もないのですぐに飽きてしまう…。
シャンクス「ん？もう来てんのかA
早いな」
A「あ、先生
おはよーございます」
シャンクス「おはよ」
教室に何か用があったのか、シャンクス先生が入ってきた。
教卓の中を見て探し物をしている。
A「…先生ってなんで私のことAって呼ぶんですか？」
シャンクス「…ん？」
最近気になっていたことを聞いてみた。
何故か先生は私のことをAと呼ぶ。別に嫌じゃないし寧ろ嬉しくはあるんだけど…
シャンクス「イヤ？」
A「イヤってわけじゃないんすけど
なんか最近そう呼ぶなぁって」
シャンクス「別に意味はねェけど
強いて言うなら親しみを込めて？」
A「あー、そうっすか」
正直親しみとか言われてすっごい嬉しい。
なんなら今ここで跳び跳ねたいくらいには心が歓喜している。
…でも、その感情を中々表に出せず何故か返事が素っ気なくなってしまった。
あー！恋愛ってワクワクするけどやたらムズカシー！！
シャンクス「なんだよその反応ー
おれに親しみを持たれちゃイヤかよ！」
A「いやいや違う違う！」
シャンクス「はあ…
Aはそんなにおれがキライか？」
A「は？…は？キライ？先生のこと？」
な、何を唐突にこの人は…
A「キライなんかじゃないですよ！」
シャンクス「そうかぁ？…ならいいけどよー」
なんとなく猫背気味な先生は暗い表情で教室から出ていった。
…え、なんだったの？
先生は私に嫌われてると思ってるの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月 - これからも頑張ってください！ (2018年9月20日 13時) (
レス) id: 699e158105 (このIDを非表示/違反報告)
ひゆり(プロフ) - 如月さん» お返事遅れてすいません！ありがとうございます！ (2018年5月15日 13時) (レス) id: 6cacd26493 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 面白かったです！！更新頑張ってください！ (2018年5月6日 14時) (レス) id: 699e158105 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
