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別れを切り出されるのが、怖かった。
こいつの目なんて見慣れているから。普段と違うことぐらい、一瞬で分かる。
｢....暑いのに、ごめん｣
｢いや....どうせ車だし｣
｢そっか、｣
そもそも呼び出された場所が家じゃない時点で。
仮にもアイドルやってるのに、都心から少し離れたところにあるカフェだなんて。
平日のお昼すぎ、ランチをしに来たOLやサラリーマンも、もう居ない。
店内には、年寄りとか、ちょっとお茶をしに来たおばさんとか、それぐらい。
だからこそ、つば広のハットを被って伊達メガネをしている伊野尾はよく目立った。
同時に、多分おれも。
近くのパーキングに車を停めて、この店まで徒歩2分もなかった。
それなのに、随分と汗をかいてしまったのは年のせいなのか。
｢何か飲む？｣
｢え？あー、....伊野尾は？｣
｢オレンジジュース、頼んだから｣
｢そっか、じゃあ....アイスコーヒーにしようかな｣
｢....言うと思った｣
ハットの影から、ちらりと覗いた顔。少し口角をあげて、笑ってくれた。
『お待たせしましたー、オレンジジュースと、アイスコーヒーです。ガムシロ、ミルクこちらです』
タイミングよく入ってくる店員。
俺らがアイドルって、多分気づいていない。
目立つとはいえど、顔はあまり見せないようにしているから。
｢ありがと｣
｢ううん。｣
短く礼を告げ、また伊野尾の顔を見ると、もう笑顔は消えていた。
この空気。嫌でもわかる。
なんの話をするために、ここに呼ばれたのか、。
｢あのさ、｣
｢そういえば今朝の大ちゃんとのロケ観たよ｣
｢え、....あぁ、....ありがとう｣
切り出されるのが、怖かったんだ。
いつもはこんな報告しないのに。いや、1度も無い。
だからか、伊野尾は少しびっくりしたような顔でこちらを見つめた。
ゆら、ゆら、水分が多い瞳が揺れる。
オレンジジュースは減っていない。
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96(プロフ) - hkin大好きなので新しいお話のupとても嬉しいです！そして何よりお話の内容がとても素敵でした！最後のhkくんとinくんの会話にときめいてます！笑これからも応援しております！ (2018年11月25日 0時) (
レス) id: 895be46096 (このIDを非表示/違反報告)
ぽい(プロフ) - 青空が違うだ！と読みながら嬉しくなってしまいました！！他の楽曲でもぜひ見てみたいです♪ (2018年11月19日 18時) (レス) id: 4bb11b3478 (このIDを非表示/違反報告)
unicorn(プロフ) - 青空が違うってすごくいい曲ですよね！欅オタなので題材になってて見ててすごく面白かったです！青い鳥でも欅のことお話しされてるの見て同士さんだな〜って勝手に親近感わいちゃってます笑これからも作品楽しみにしてます！ (2018年11月19日 0時) (レス) id: 751fcc2c4e (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.2 - あとすみません!!小説を書いてみたいのですが真ん中に文字を書くのは空白をおけばいいんですか?(このお話のメインページみたいに?) (2018年11月8日 17時) (レス) id: 797d2e6d06 (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.3 - いつも面白い作品をありがとうございます!!楽しみにさせてもらってます!!･･･すみません「壊れて見せて」のパスを教えて頂いても宜しいですか？ (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7f7ef9f2b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mapii
| 作者ホームページ：@maiip_226
作成日時：2018年8月14日 17時
