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まだまだ若いね、なんて言いながら火照った身体でふたりでベッドになだれ込んだ。
カーテンの隙間から、雪がチラチラと降っているのが見えた。
もしかしたら明日は積もるかもしれない。
「ぁ....っ、ん、....ぁあ、....」
「あー....やっばい、、」
高木のを全て飲み込んだ俺の腹は少し膨れているんじゃないか。
ドク、ドク、と脈打つナカと高木のモノのせいで、息がしづらい。
高木の低い、少し余裕のない声がじんわりと脳内に染みるように響く。
それが余計興奮を昂らせるから。
「もうちょい脚いい、?」
「も、ひらかない....、、っ、あ、」
「大丈夫、、伊野尾くんカラダ柔らかくなったでしょ」
「だめ、....っ、だめ、ぁっ、や、....!」
ぐっ、と脚を床に近づけられ、余計に高木のものが奥に入り込んでくる。
ぴったりと肌がくっつく音がして、ひゅっと喉が音を鳴らした。
「伊野尾くん、真っ赤、、大丈夫?」
「ダメって、言ってる、、っ、」
「かわいい、」
「っ、ばか、....」
火照っている身体が余計熱を持ち、こめかみから汗が伝う。
外はマイナスの世界だと言うのに、ここは夏なのか。
暖房を切りたいだとか、水を飲みたいだとか、
そんなことが頭に浮かぶけど
「集中してよ、、」
「ひゃあっ!....っ、いきなり、」
「俺の事見て、」
「んっ、....ふ、」
頬を優しく掴まれ、重なる唇。
熱くて、熱くて仕方ない。
けど、絡み合う舌が、混ざり合う唾液が、思考回路を遮断させる。
高木で、いっぱいになる。
「動くよ、そろそろキツイ、」
「うん....、」
鼻先に軽くキスを落とし、シーツに投げ出されていた自分の手と高木の大きな手が重なり、
指が絡まり合う。
ぎゅっと結ばれ、またひとつ繋がった。
「ぁ、....あぁっ、....たぁき、....っ、」
「そこはなまえでしょ、、?」
「んっ、ゆう、やぁ、....っ、ゆうや....、っ、」
にこりと微笑んだ高木は、俺の名前を耳元で囁いた。
"けい、"
それはそれは、恥ずかしくなるほど愛おしそうな声で。
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目が覚めた時、外はきっと銀世界だなんて。
高木が子供みたいにはしゃぐ姿を想像して、名前を何度も紡いだ。
fin.
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96(プロフ) - hkin大好きなので新しいお話のupとても嬉しいです!そして何よりお話の内容がとても素敵でした!最後のhkくんとinくんの会話にときめいてます!笑これからも応援しております! (2018年11月25日 0時) (レス) id: 895be46096 (このIDを非表示/違反報告)
ぽい(プロフ) - 青空が違うだ!と読みながら嬉しくなってしまいました!!他の楽曲でもぜひ見てみたいです♪ (2018年11月19日 18時) (レス) id: 4bb11b3478 (このIDを非表示/違反報告)
unicorn(プロフ) - 青空が違うってすごくいい曲ですよね!欅オタなので題材になってて見ててすごく面白かったです!青い鳥でも欅のことお話しされてるの見て同士さんだな〜って勝手に親近感わいちゃってます笑これからも作品楽しみにしてます! (2018年11月19日 0時) (レス) id: 751fcc2c4e (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.2 - あとすみません!!小説を書いてみたいのですが真ん中に文字を書くのは空白をおけばいいんですか?(このお話のメインページみたいに?) (2018年11月8日 17時) (レス) id: 797d2e6d06 (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.3 - いつも面白い作品をありがとうございます!!楽しみにさせてもらってます!!・・・すみません「壊れて見せて」のパスを教えて頂いても宜しいですか? (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7f7ef9f2b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mapii | 作者ホームページ:@maiip_226
作成日時:2018年8月14日 17時