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｢お疲れ様です｣
｢おつかれー、、ってほんとに待ってたんだお前｣
｢言ったじゃないですか｣
無駄にオシャレな私服にすっかり着替えた山田は、イヤホンを外してこちらを向いた。
黙々と仕事をしていたら、自然と彼女....いや、もう元カ_ノか、のことを考えずに済んだ。
人間って、そんなもんだ。
｢あー、、....飯食ってく？｣
｢お腹すきました｣
｢俺も。ファミレスいこーぜ｣
｢嫌です｣
｢は？｣
着替えているカーテンの向こう側から、そんな一言が飛んできた。
嫌ってなんだよ。
ファミレスなんて安いとこじゃ嫌ってのか？
｢俺ん家来てください。飯作ります｣
｢えー、山田実家じゃん、悪いよ｣
｢大丈夫です。2階で作るから｣
｢ほぉ........？｣
シャっ、とカーテンを開けた先に、やっぱりドヤっている山田がいて、なんだか少し腹が立った。
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｢すげーな、2階にって｣
｢2世帯だったんで。今は違いますけど｣
｢へぇ、そう｣
山田の家に着くなり、2階に案内され、適当に座っといてくださいと言われて、何だかオシャレなソファに腰を掛けた。
そういえば、バイトに初めて山田が来た日、『料理が好きです』って言ってたような。
それでキッチンがある2階を自分のものにしちゃうあたり、すげえわ。
見る限りなんでも揃ってそう。
エプロンをして、着々と何かを作っていく山田。
なんだかひとり座ってるのがいたたまれなくなってキッチンに近づいて覗き込めば、
｢もう出来るから、座ってていいですよ｣
って。
あぁ、なんかこれ、知ってる。
『もーできる？なにか手伝おうか？』
『だいじょーぶ！もう出来るからけいは座って待ってて？』
料理が得意だった彼女と、よくこんな会話したっけ。
何食っても上手くて、丁寧で、....好きだった。
｢なぁやまだぁ....｣
｢はい？｣
｢泣いていい？｣
｢ご飯食べてからにしません？｣
｢厳しいやつ｣
山田って、案外優しい。
そんなこと言っときながら、いつの間にか出来上がった料理をテーブルに置いて、俺を抱きしめてくれるんだから。
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96(プロフ) - hkin大好きなので新しいお話のupとても嬉しいです！そして何よりお話の内容がとても素敵でした！最後のhkくんとinくんの会話にときめいてます！笑これからも応援しております！ (2018年11月25日 0時) (
レス) id: 895be46096 (このIDを非表示/違反報告)
ぽい(プロフ) - 青空が違うだ！と読みながら嬉しくなってしまいました！！他の楽曲でもぜひ見てみたいです♪ (2018年11月19日 18時) (レス) id: 4bb11b3478 (このIDを非表示/違反報告)
unicorn(プロフ) - 青空が違うってすごくいい曲ですよね！欅オタなので題材になってて見ててすごく面白かったです！青い鳥でも欅のことお話しされてるの見て同士さんだな〜って勝手に親近感わいちゃってます笑これからも作品楽しみにしてます！ (2018年11月19日 0時) (レス) id: 751fcc2c4e (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.2 - あとすみません!!小説を書いてみたいのですが真ん中に文字を書くのは空白をおけばいいんですか?(このお話のメインページみたいに?) (2018年11月8日 17時) (レス) id: 797d2e6d06 (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.3 - いつも面白い作品をありがとうございます!!楽しみにさせてもらってます!!･･･すみません「壊れて見せて」のパスを教えて頂いても宜しいですか？ (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7f7ef9f2b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mapii
| 作者ホームページ：@maiip_226
作成日時：2018年8月14日 17時
