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いのちゃんは、今にも泣きそうな顔で俺らを見ていた。
それは、夏休み明け久しぶりに会った時俺らを見た時の顔と一緒だった。
別に、仲間外れにしていたんじゃない。
いのちゃんが勝手に離れていったんじゃん。
それなのに被害者ぶらないでよ。
最初は、俺と高木だって、少しキスしたり、触れ合ったりしただけだった。
それがいつの間にか一線を超えてしまったのは、俺らの変わってしまった関係をいのちゃんに見せつけたかったからなのかもしれない。
いのちゃん、戻ってくるなら今だよ。
でも、すっかり形が変わってしまった俺らの関係に、戻ってこれるの？
｢大ちゃんも、たかぎも、...夏休み、ずっと二人でそんなことしてたの？｣
｢伊野尾くんだってそうでしょ｣
｢ちがうっ、....俺は、なにも、｣
｢なにも、しなかったの？キスも？ハグも？せ っくすも？｣
だんだん涙声になっていくいのちゃんの声。
強くなっていくだけの高木の声。
聞いてるのが、辛くなっていく。
｢....ありおかくん？｣
絡めていた指を離し、下を履いただけの格好でベッドから降りる。
きっと俺の上半身には、たくさんの痕があるから、
いのちゃん、どんな顔する？
｢....いのちゃん、｣
｢だい、ちゃん、｣
｢もう、前みたいには戻れないよ｣
｢っ、....、｣
精一杯背伸びをして、半開きの唇に、唇を重ねた。
そのままいのちゃんの背中をドアに押し付け、体をぴったりと密着させた。
いのちゃんの柔らかい唇がもごもご、と動いたあと
｢っ！？｣
腕を掴まれ、体が反転した。
ダンっと音がなって背中が勢いよくドアに押し付けられる。
｢ん、ぅ、....ぁ、｣
舌を絡め取られ、唾液がひわいな音を鳴らし混ざり合う。
｢....戻れなくて、いいよ。でも、｣
ぎゅう、と抱き竦められ、鼻をすする音がズッと聞こえる。
｢俺も、入れて、。｣
いのちゃん越しに見えた高木が、ふ、と笑って立ち上がり、
ゆらりと俺らに近づいた。
｢いのおくん｣
｢たかぎ、........っん、んぅ、ぁ、｣
｢っ....もう、離れないでね｣
｢....ぅん、....離れない、から、｣
俺にもちょうだい
○んだ瞳で高木を、俺を見つめた。
fin.
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96(プロフ) - hkin大好きなので新しいお話のupとても嬉しいです！そして何よりお話の内容がとても素敵でした！最後のhkくんとinくんの会話にときめいてます！笑これからも応援しております！ (2018年11月25日 0時) (
レス) id: 895be46096 (このIDを非表示/違反報告)
ぽい(プロフ) - 青空が違うだ！と読みながら嬉しくなってしまいました！！他の楽曲でもぜひ見てみたいです♪ (2018年11月19日 18時) (レス) id: 4bb11b3478 (このIDを非表示/違反報告)
unicorn(プロフ) - 青空が違うってすごくいい曲ですよね！欅オタなので題材になってて見ててすごく面白かったです！青い鳥でも欅のことお話しされてるの見て同士さんだな〜って勝手に親近感わいちゃってます笑これからも作品楽しみにしてます！ (2018年11月19日 0時) (レス) id: 751fcc2c4e (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.2 - あとすみません!!小説を書いてみたいのですが真ん中に文字を書くのは空白をおけばいいんですか?(このお話のメインページみたいに?) (2018年11月8日 17時) (レス) id: 797d2e6d06 (このIDを非表示/違反報告)
こはNo.3 - いつも面白い作品をありがとうございます!!楽しみにさせてもらってます!!･･･すみません「壊れて見せて」のパスを教えて頂いても宜しいですか？ (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7f7ef9f2b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mapii
| 作者ホームページ：@maiip_226
作成日時：2018年8月14日 17時
