第28話 ページ30
※エセ京都、関西弁入ります…!(変換を使って書いているので、あってるとは思いますが温かい目で見てください…!)
次の日。
私は昨日やった通り、姫花ちゃんと分担しながらやるべき仕事を進めていく。
私に分担された仕事が一区切りついたので、少し休憩しようかと、私は食堂へと向かった。
食堂につき、水を飲もうとコップを持った時。
パリンッ!
と、乾いた音が食堂に鳴り響いた。
やってしまった……。
私は手が滑りコップを床に落としてしまったのだ。
片さなきゃ。
私がガラスの破片に手を伸ばすと、後ろから
「直接触ったらあかんよ、手怪我してまう。」
と、声が聞こえた。
後ろに顔を向けると、水色の髪が特徴的で、可愛い顔立ちをしている男の子、氷織羊くんがいた。
「氷織くん!やっぱりめっちゃ可愛いお顔してるよね。」
「ふふ、おおきに。あ、ちりとりと箒持ってきてくれへん?」
氷織くんは、コテンと首を傾げながら聞いてくれる。
その姿までもが可愛くて、本当に男の子なのかを疑いたくなってしまう。
そんな気持ちを押し殺しながら私は氷織くんに伝える。
「氷織くん大丈夫だよ?私片付けるから。」
「ええよ、こんくらい。お世話になってるんそやし、ちびっとは手伝わせて。」
「うーん、じゃあ少しだけその好意に甘えさせてもらうね。」
私は一度食堂の奥へ向かい、掃除ロッカーの中からちりとりと箒を取り出し、氷織くんがいるところへ戻る。
私がちりとり、氷織くんが箒を担当して片付けを進める。
2人でやったからか、思ったよりも片付けは早く終わる。
「よし!後はこれ捨てるだけかな。ちょっと氷織くんここで待っててくれない?」
「ええよー。座って待ってるわ。」
氷織くんが座った席を確認して、私は急いでゴミを捨てにいく。
そして、氷織くんのところに戻る前に、1度部屋に戻り部屋にあった私のお菓子を持ち上げて再び食堂へと戻る。
「氷織くん、ごめん!めっちゃ待たせた…!!」
そんな私にも笑顔で平気だと答えてくれる彼。
彼は本当に優しいんだなぁ、としみじみと感じていると氷織くんに
「それ、どうしたん?」
と、お菓子を指されながら聞かれる。
「氷織くん、手伝ってくれたからそのお礼にって思って。あ、甘いもの好きじゃなかったら全然もらってくれなくてもいいんだけど…!!」
「おおきに、ありがたくもらうな。」
私の言葉に彼は笑顔で答えてくれた。
126人がお気に入り
「ブルーロック」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そっち | 作成日時:2023年11月30日 14時