検索窓
今日:13 hit、昨日:357 hit、合計:46,726 hit

第20話 ページ22

玲王、というのは一緒にいた紫髪の人のことだろう。
寝起きだからと言って間違えるだろうか、普通。
男と女だぞ??

「違いますね、皆さんのサポート役として来た水無瀬Aです。」
「あー、そんなの言ってた気がするー。それで何か用事?」
「用事も何も、ここで寝てるの見えて来たんですよ。部屋で寝てもらおうかなって。」
「えー。部屋戻らなきゃダメー?歩くのめんどくさーい。」
彼はまるで他人事のようにそう言って再び目を閉じようとしてしまう。
「身体痛めますよ。」
「うーん、じゃあ君が部屋まで運んでよ。」
彼は名案を思いついたかのように言う。
だけれど無理だ。
普通に考えて体格差がエグいのだ。
彼の身長はおそらくだがぱっと見で185以上。
もしかしたら190代に入っているだろう。
そんなただでさえ大きい彼にサッカーをしている分ついた筋肉もあってガタイもいい。
それに対して私は転生した記憶があるだけのただの一般人。そして悪女。筋肉などもヒロインほどないわけではないが、一般人程度しかない。
さらにそれにプラスするように性別による元々の体つきの差。
これで彼を運べるだろうか…。















「いや、無理でしょ。」
「えー、じゃあここでいっか。」
そう言って目を閉じてしまった彼。
私は彼をそのまま見捨てて部屋に戻ることもできず、ただひたすらに彼が寝ている見るという側から見れば、変な人と思われるような行動をしていた。




何この空間、めっちゃシュール。
誰でもいいから、この空間に来てこの人運んでくれないかな…。流石にずっとこの人のことを見続けることはできないぞ…?頼む誰か、救世主!!











「おー!凪いた!!」

そんなバカみたいなことを考えていると、本当に救世主が現れたかのように、1人の声がする。
声がする方向を向くとそこには、彼と一緒にいた紫色の髪の毛の男性がいた______。

第21話→←第19話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 転生 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そっち | 作成日時:2023年11月30日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。