風柱2 ページ42
痛みで悶える善逸を横目に、Aは炭治郎の腕を引いてその場を離れた。
「善逸、大丈夫だろうか?」
『相手の心配より自分の心配しなよ、凄い怪我なんだからさ!部屋はどこ?包帯巻くよ?』
「部屋ならこの廊下の突き当たりを…「待ってくれよ兄貴‼」
突然響き渡る大きな声に炭治郎は反応し、廊下の角に身を隠しAも続いて覗き込み小声で話し始めた。
『風柱の弟…?』
「アイツは玄弥っていうんだ、見た目は厳ついけどすごくいい奴なんだよ!」
『そうなんだ(風柱も中々の見た目だから兄弟って似るもんなんだね。』
しかし2人が見た光景は仲睦まじい兄弟の姿とは真逆のものだった。
『…炭治郎、兄弟がいない私でもアレはヤバいと思うよ。』
「あぁ…(俺も兄弟喧嘩はしたことあるが…流石に違う…。」
2人は不死川兄弟の静かに見守っているつもりだったが、玄也が鬼喰らいの事を口にしてしまい、不死川兄弟の主に兄の実弥の空気は更に悪化した。
「何だとォ?今何つった?テメェ…鬼をォ?」
実弥の異常な程の殺気に流石のAも身構えた。
「喰っただとォ?」
『炭治郎っ玄也君を!』
「Aっ⁉」
Aは慌てて駆け出し、実弥の指が玄弥に突き刺さるのを寸前の所で腕で逸らして防ぎ止める。
「あ…?何でテメェがここにいんだよォ?」
『…今の貴方にお伝えするつもりはケツ毛程にありませんから。』
パンッと実弥の腕を叩き弾き、玄也と炭治郎を守ように前に2人の前に立ち塞がる。
「俺と素手でやろうってのかァ?いいぜェ?宇髄の所の弟子だからって手加減はしねェからなァ?」
『別にしなくて結構。』
スゥとお互いに構え、緊迫した空気に炭治郎は喉を鳴らすとそれを合図に実弥は動きだした。
「ならお望み通り相手してやるよォ!」
『っ⁉』
実弥の蹴りを腕で受け止めるも、あまりの勢いにA達3人は屋敷の外へと飛ばされてしまう。
ドバコンッ‼
「うわぁぁあっ!!」
突然雪崩れ込んできた3人を実弥と勘違いしたら善逸達は驚愕の叫びを上げて慌てて失神したふりをすふるも、炭治郎とAの姿を見た瞬間顔を青くした。
(えぇえー⁉何やってるのAちゃんと炭治郎!建物ぶっ壊して…)
しかし、建物からこちらに軋む音が近づいてきて、姿を見せた実弥に半泣き状態になったのは言うまでもない。
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ぴーたん(プロフ) - 夏蜜柑さん» 無一郎君もまだまだ活躍するので温かい目で見守って頂いただけると嬉しいです(〃ω〃) (2020年2月25日 22時) (レス) id: 3f898f19d6 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 推しが夢主に惚れたら(//∇//) (2020年2月25日 21時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーたん(プロフ) - 夏蜜柑さん» 読んでいただきありがとうございますっ今回は本当、今までしてこなかった恋愛パートをド派手にぶっ込んでみました笑笑本当宇髄さんの胃にいくつ穴が開くのやら…今後の男性陣が末恐ろしいです笑 (2020年2月24日 18時) (レス) id: 3f898f19d6 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 煉獄さん、炭治郎…。夢主めっちゃモテてスゴイです!派手派手ですねww。そのまま伊黒さんと無一郎くんも夢主に惚れるのかな〜。続き楽しみです (2020年2月24日 17時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーたん(プロフ) - 夏蜜柑さん» この世界の宇髄さんはもう子供離れする事が最大の課題ですね笑リクエストありがとうございます!私もそろそろ無一郎君や風柱との絡みも考えていたところです!ご期待に添えるような内容になれるかはわかりませんが、今後ともよろしくお願いします! (2020年2月23日 17時) (レス) id: 3f898f19d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーたん | 作成日時:2020年2月12日 10時