宇髄さんの所のお弟子さん

神隠し偏：11 ページ12

「お前達夫妻の事情はわかった、他にこの村で最近起きた事はあるか？」
「…それでしたら、5日後の夜…土地神様が妻となる女性をお披露目するそうです。」
「そうか、その女を見た事は？」
「いえ…そう言えば、関係あるかどうかはわかりませんが…私達が祝われている日、貴方と同じような服を身に付けた娘を見た気がします。」
「…っそれは本当か！」

突然の冨岡の変貌に男は唖然と言葉を続ける。


「確か…顔に大きな傷があって印象的な子だったので、間違いはないかと…。」
「確かにそいつは同じ鬼殺隊だっ、その後の消息はっ！？」
「いえ…でも亮吉さんの近くにいたのでもしかしたらあの子は土地神様に連れて行かれたのではと…。」
「なにっ！？詳しく聞かせろ！」

夫妻の話を聞いた後、冨岡は直ぐ様伊之助を見つける為にその場を去っていった。

(亮吉さんは、一番土地神様の信頼を得ている男でして…、怪しい者を見つけると土地神様のもとへと連れてゆくらしいんです。)

嫌な予感ばかりが頭を過ぎる。
こうなることならあの馬鹿猪を連れて行くんだった！

屋根伝いで走る中、見慣れた顔が暗闇へと引きずられるのを確認すると冨岡は直ぐ様その暗闇へと足を進めたのだった。


(補足)
義勇さん、が環さんの額に衝撃を与えて眠らせたのは作者の勝手な思い付きです。
この物語を作る上であったほうが構成がしやすいなとかなんか義勇さんなら出来そうなんて思って、描写させていただきました。
原作とは全く関係がない捏造の技？です。
不愉快に思ってしまった方は今のうちにバック推奨です。
次も恐らく主人公出ないかも…知れないです。

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