刀-2 ページ15
「あ、姉上ならきっと出世できますよ!ね?姉上!」
『杏寿郎、私は別に「出世できるんです!!オレが保証します!!」
その場にいる誰よりも必死に訴える杏寿郎の姿についにAは声を大にして笑いあげた。
『あははははっ!杏寿郎がそう言ってくれるのであればお姉ちゃん頑張っちゃうぞ!』
「はい!」
「全く…あまり杏寿郎を甘やかすなよ。」
ブレないなぁ…と頭をかきながら2人を微笑ましく見守る槇寿郎であった。
「それにしても面白いものを見せていただきありがとうございました。」
「こちらこそ遠方よりご足労いただきありがとうございました。」
「いえいえ、これも私達の仕事ですので…Aさん。」
他愛もない話も交えつつ、時間だと言う事でみんなで黒田さんを見送るために門の前まで足を運ぶ。
帰る際にふと黒田さんが足を止めて振り返った。
「良いご家族をお持ちになられましたね。」
『そう、ですね…私には勿体ないくらい素敵な家族です。』
「貴方に御武運があらんことを。」
『ありがとう、ございます。』
去ってゆく黒田さんの背中をもらったばかりの刀を抱え、はやる気持ちを抑えてつつ見えなくなるまで見送った。
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あまね(プロフ) - 続き気になる! (9月29日 0時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーたん(プロフ) - meさん» いつも読んでくださりありがとうございますっ!!少しずつですが完結まで頑張っていこうと思います! (2020年10月22日 15時) (レス) id: 3f898f19d6 (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - 右の星を押したら既に投票済みでした..いつも楽しく読ませてもらってます!続きもがんばってください! (2020年10月22日 12時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーたん | 作成日時:2020年5月13日 14時