検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,433 hit

- 2 ページ3

.









声のした方をチラッと見ると









「あ………」









見覚えのある顔が見えた


うん、ガッツリ目合ったね……


こっちに向かって歩いてきてる?気のせい?え?来んな!来んな!!来んな!!


私の願いも虚しくその人はだんだん近づいてくる模様。









.









「あのさ!、Aだよね?」


「す、すみません急いでるので………
人違いじゃないですか」









.









私は思わずそう言って
買い出しに急ぐふりしてその場から逃げ去った


もう普通に生きてくんだ
彼のためにも自分のためにも


そう決めたのに
また彼に会ったら決心が揺らいでしまう


まあ、決心したのはもう随分前だけど
あれから何度も後悔した


現に東京でカフェ店員やってる時点で自分でも薄々気づいてる
別に京都でやってもいいのに









色んなことが頭を埋め尽くして
スーパーに着いたのに
何を頼まれたかド忘れした






「何やってんだ私……
めっちゃ動揺してんじゃん、」







仕方なく通って来た道を引き返した





.

- 3→←- 1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗弥 | 作成日時:2017年12月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。